1万円の物は買えないのにパチンコには使えた|ギャンブルで崩れた金銭感覚

禁パチ
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自分の服や靴に一万円を使うのは高い。仕事で毎日使うカバンも、なるべく安い物を探す。友達との旅行や飲み会も、出費が痛いと感じる。

それなのに、パチンコでは一万円を約30分で使えました。

一万円負けたら、もう一万円。パチンコやスロットを打っている時だけ、お金の減る速さと金額に対する感覚が別物になっていました。

家族との食事まで極端に削っていたわけではありません。しかし、自分の食事は安く済ませ、日用品もなるべく安い物を選ぶ。その一方で、台には短時間で何万円も入れていました。

禁パチしてからは、コンビニよりスーパーを使う、外食を減らすといった考えが少しずつ身につきました。そして不思議なことに、家族と旅行へ行く機会は以前より増えました。

この記事では、必要な買い物や人付き合いは高く感じるのに、なぜパチンコの一万円は使えたのか。僕の実体験から、ギャンブルで崩れた金銭感覚と、禁パチ後に変わったお金の使い方を振り返ります。

この記事で伝えたいこと

  • 一万円の価値が、買い物とパチンコで別物になっていた
  • 必要な物や人付き合いを削ってまで打つのは節約ではない
  • 禁パチ後の節約は、我慢ではなく使い道を選び直すこと
  • お金が残ると、家族との旅行など別の経験に使える

一万円の物は買えないのに、パチンコでは30分で使えた

普通の買い物で一万円を使う時、僕はかなり迷いました。

本当に必要か。もっと安い物はないか。セールまで待てないか。何日も使う物であっても、簡単には買いませんでした。

ところがパチンコでは、一万円が約30分でなくなることがありました。回らない、当たらないと思いながらも、財布にもう一万円あれば続ける。スロットやバイナリーオプションでも同じように、短時間で普段なら使えない金額を動かしていました。

台へ入れる時だけ、一万円を「買い物の代金」ではなく「勝負するためのお金」と考えていました。負ければ何も残らない可能性が高いのに、買い物より判断が早くなっていました。

一万円の使い道当時の感じ方使った後
服・靴・仕事用カバン高い。もっと安くしたい何度も使えて手元に残る
友達との旅行・飲み会出費が痛い思い出や人間関係が残る
パチンコまだ勝負できる約30分でなくなることがある

服・靴・仕事用カバンは、なるべく安い物を探した

自分のために使うお金は、特にもったいなく感じました。

服も靴も、できるだけ安く済ませる。仕事で使うカバンのように、毎日必要な物でも価格を見て迷う。買い替えた方がいいと思っても、まだ使えるからと先延ばしにすることもありました。

安くて良い物を探すこと自体は悪くありません。問題は、そこで浮かせた数千円や一万円が貯金や返済へ回らず、パチンコやスロットへ入っていたことです。

必要な物を我慢して作ったお金を、短時間で失う。これでは節約しているように見えても、生活は良くなりません。

友達との旅行や飲み会は高く感じた

友達と旅行へ行く、出かける、飲み会へ行く。こうした予定の出費も痛く感じました。

交通費、宿泊費、飲食代を合計すると高く見えます。「今回はやめておこう」「お金がないから断ろう」と考えます。

でも、その日にパチンコ店へ行けば、旅行代や飲み会代以上の金額を使うことがありました。数時間後には何も残らないのに、台へ入れるお金の方は高いと感じにくかったのです。

ギャンブルを優先すると、お金だけでなく人と会う機会も減ります。予定を断って一人になると、さらに店へ行きやすくなる。この流れもあったと思います。

人と会う予定を禁パチに生かす方法は、禁パチ中は人と会う予定を作るで詳しく書いています。

家族との食事は削らず、自分の昼食と日用品を切り詰めた

家族との食事については、そこまで金額を気にしていませんでした。借金を作ったのも、ギャンブルでお金を失ったのも自分です。妻や子どもにまで、ひもじい思いやつまらない思いをさせたくありませんでした。

一方で、自分一人の食事は安く済ませようとしました。日用品もできるだけ安い物を選ぶ。数百円を節約して「今日は抑えられた」と思います。

その数百円には敏感なのに、パチンコでは一万円を約30分で使う。今振り返ると、金額の大小ではなく、ギャンブルに使うお金だけ判断の基準から外れていたのだと思います。

僕は最終的に、生活費や返済に必要なお金までパチンコ、スロット、バイナリーオプションへ使いました。生活費を失った後の立て直し方は、ギャンブルで生活費がなくなった時にやることにまとめています。

台へ入れる一万円だけ「別のお金」になっていた

パチンコを打っている時、一万円は生活費ではなくなっていました。

サンドへ入れた瞬間から「投資したお金」になり、当たれば戻るかもしれない。負けても、次に当たれば取り返せるかもしれない。そう考えるため、使った感覚が遅れてきます。

買い物なら、一万円を払った時点で支出が確定します。しかしギャンブルでは、結果が出るまで支出だと認めたくありません。追加の一万円も「取り返すために必要」と考えられました。

大勝ちした後も同じです。勝った分で打っているうちは「まだマイナスではない」と感じ、追加投資を止めにくくなりました。この流れは、17万円勝ってもまた軍資金になった話で詳しく書いています。

一回の一万円ではなく、月にいくら消えていたかを見る必要があります。僕の頻度と負け額を計算した記事は、パチンコをやめたら月いくら浮く?です。

禁パチ後は、安さだけでなく価値と質を調べて選ぶようになった

禁パチ後、急に何でも買うようになったわけではありません。自分一人の昼食で外食する回数は減り、コンビニよりスーパーを使うことも増えました。

一方で、家族との外食や旅行は、以前より増えました。借金をしているのは自分のせいです。妻や子どもにまで我慢させ、ひもじい思いやつまらない思いをさせることを「節約」とは考えたくありません。

だからといって、変に高い物や店を選ぶわけでも、とにかく安く済ませるわけでもありません。価値があると思えば、価格が高くても選ぶ。安くても質が悪くない物や店があれば、そちらを選ぶ。価格だけで決めず、内容や評判、家族が楽しめるかまできちんと調べるようになりました。

家族旅行は最安値ではなく、どれだけ楽しめるかで選ぶ

家族旅行を考える時は、まずInstagramで面白そうなスポットを探します。それからExpediaなどの予約サイトを使い、そのスポットから行きやすい場所にあるホテルを調べます。

ホテルも、単純に一番安いところを選ぶわけではありません。温泉やプール、ビュッフェなど、泊まること以外にも家族で楽しめるものがあるかを確認します。宿泊料金だけでなく、その金額でどれだけ多くの体験ができるかまで含めて比べています。

新しくてきれいなホテルはもちろん魅力的です。ただ、建物が古くても清掃や管理が行き届き、気持ちよく過ごせるホテルもあります。最安値を探すのではなく、できるだけ良質で、家族がお得にたくさん楽しめる場所を選ぶようになりました。

今の節約は、パチンコへ持って行くお金を作るためではありません。無駄を減らし、必要な生活や家族との時間へ使うための節約です。

旅行や家族との外食は、安い支出ではありません。それでも、パチンコで何万円も失うより、家族と出かけて経験や思い出が残る方へお金を使いたいと思っています。

金銭感覚が戻るとは、何も買わなくなることではなく、自分が残したいものへお金を使えるようになることだと思います。

ギャンブルで崩れた金銭感覚を戻すためにやること

僕なら、金銭感覚を戻すために次の順番で整理します。

  1. 台へ入れる一万円を生活の一万円へ置き換える
    服、靴、食費、家族との外出なら何に使えるか考えます。
  2. 一回ではなく月の合計額を記録する
    「今日は一万円だけ」ではなく、今月いくら使ったかを見ます。
  3. 必要な物を先に買う
    仕事用カバンや靴を後回しにして、残ったお金で打つ順番をやめます。
  4. 人と会うお金を先に残す
    旅行や飲み会、家族との予定を「余ったら行く」にしません。
  5. 安さだけでなく、使った後に何が残るかを見る
    物、経験、時間、関係が残る支出を選びます。

パチンコをやめても別の買い物で散財すると、お金が残らないことがあります。パチンコをやめたのにお金が残らない理由も合わせて読んでみてください。

生活費、返済金、家族のお金まで使っている場合は、節約だけで解決しようとしない方がいいです。消費者庁「ギャンブル等依存症でお困りの皆様へ」や、厚生労働省「依存症対策」から相談先を探せます。

まとめ:節約したお金を台へ入れる生活から抜ける

自分の服や靴、仕事用カバンはなるべく安くする。友達との旅行や飲み会は出費が痛い。自分の食事と日用品も切り詰める。

それなのに、パチンコでは一万円を約30分で使えました。

僕は節約ができなかったのではありません。節約して作ったお金の行き先が、ギャンブルになっていました。

禁パチ後は、自分一人の昼食で外食する回数を減らし、スーパーを使うようになりました。その一方で、家族との外食や旅行は増えています。価格だけで決めず、価値と質を調べ、家族との時間にお金を使うようになりました。

一万円を使わないことだけが正解ではありません。その一万円を、あとに何かが残る場所へ使うことが大切です。

よくある質問

パチンコで一万円使うのは普通ですか?

ホールでは普通に見えても、生活の一万円として考える必要があります。僕は約30分で使うことがあり、なくなれば追加していました。周囲ではなく、自分の収入・生活費・返済への影響で判断した方がいいです。

安い物を選ぶのは金銭感覚が悪いことですか?

安くて必要十分な物を選ぶことは悪くありません。問題は、必要な物や人付き合いを削って作ったお金を、ギャンブルで短時間に失っている状態です。

禁パチするとお金の価値はすぐ戻りますか?

僕の場合、自分一人の昼食を見直し、価格だけでなく価値や質を調べて選ぶようになるなど、少しずつ変わりました。一方で散財したい衝動が残ることもあります。月の予算と使い道を記録しながら戻していく方が現実的です。