むげんです。
この記事では、ギャンブル依存症の人がやりがちな行動を、僕自身の体験と周りで見てきた話をもとにまとめます。
先に言っておくと、これは「ギャンブルする人をバカにする記事」ではありません。僕自身が、パチンコ・スロット・バイナリー・FXでお金の感覚を壊し、借金を作り、家族に嘘をついてきました。
だからこそ、今まさに自分が危ない人、家族や恋人の行動に違和感がある人には、早めに気づいてほしいです。
この記事でわかること
- ギャンブル依存症の人に出やすい行動パターン
- 本人が「まだ大丈夫」と思ってしまう理由
- 家族や恋人がやってはいけない対応
- 借金や依存が進んだときに相談すべき場所
ギャンブル依存症は「意思が弱いだけ」ではない
ギャンブル依存症というと、「意思が弱い」「だらしない」「反省してない」と見られがちです。
もちろん、本人の行動で周りを傷つけることはあります。嘘をつく。お金を借りる。約束を破る。家族を不安にさせる。そこはごまかせません。
ただ、厚生労働省は、アルコール・薬物・ギャンブルなどを「やめたくてもやめられない」状態は依存症という病気かもしれないと説明しています。本人の気合いだけでどうにかするには限界があります。
僕も何度も「もうやめる」と言いました。でも、給料日前、仕事のストレスが強い日、予定が急にキャンセルになって1人になった日、気づけばパチンコ屋に向かっていました。
ここからは、僕が実際にやったこと、見てきたことをかなり正直に書きます。
ギャンブル依存症の人がやりがちな行動10選
1. 家族や恋人に嘘をついて打ちに行く
一番わかりやすい行動が、嘘です。
僕は妻にパチンコやスロットを禁止されていました。それでも「残業になった」「休日出勤になった」「少し用事がある」と言って、パチンコ屋に行っていました。
打っている最中は、どこかでバレる不安があります。でも、当たるかもしれない期待の方が勝ってしまう。
嘘をつく回数が増えると、自分でも何が本当かわからなくなります。スマホの通知、帰宅時間、財布の中身、レシート。全部がバレる材料に見えてきます。
2. 借金へのハードルがどんどん下がる
最初は1万円だけのつもりでした。
「勝って返せばいい」
そう思って、クレジットカードのキャッシングでお金を借りました。そこから感覚が壊れました。
キャッシング枠の残高が、まるで自分の貯金のように見えてくる。1社が限界になると、別のカード、カードローン、消費者金融へ広がる。
借りる会社が増えれば、返済日も増えます。返済額も増えます。でもその頃には、「月2万円なら返せる」「3年あれば大丈夫」と、都合よく返済プランを作り直してしまう。
僕は最終的に、ギャンブルとFXで借金1100万円まで行き、個人再生しました。
借金が返せないかもしれない人は、早めにこちらも読んでください。
ギャンブルで作った借金は債務整理すべき?個人再生した僕が先に伝えたいこと
3. 友達や同僚にお金を借りる
消費者金融やカードローンだけでは足りなくなると、友達や同僚にお金を借りる人もいます。
「給料日に返す」
「今月だけきつい」
「財布を忘れた」
理由はいくらでも作れます。でも、ギャンブルのために人間関係を担保にするようになったら、かなり危険です。
お金を貸した側も苦しいです。返してと言いにくい。関係が悪くなる。本人のためと思って貸したお金が、次のギャンブル代になることもあります。
4. 約束を破る、遅刻する、ドタキャンする
ギャンブルにハマると、「少しだけ時間がある」が危険になります。
待ち合わせまで2時間ある。仕事まで1時間ある。友達と遊ぶ予定がキャンセルになった。
そういう隙間にパチンコ屋へ行くと、勝っても負けても帰れなくなります。負けていたら取り返したい。当たっていたら終わるまで打ちたい。
結果、遅刻したり、体調不良を装ってドタキャンしたりする。
僕も何度もやりました。本当に最悪です。でも、その瞬間は「あと少しで取り返せる」と本気で思っていました。
5. 昼休みや出社前の短時間でも打ちに行く
自分で異常だと思ったエピソードがあります。
スロットを覚えた頃、仕事中もずっとスロットのことを考えていました。昼休みの1時間で、ご飯も食べずにゲームセンターへ行ってスロットを打ったことがあります。
その後、本物のスロットにも昼休みに行きました。出社前に1時間だけパチンコを打ったこともあります。
しかも、時間ギリギリに当たってしまい、確変中の台を近くにいた人に譲って仕事に行ったことがあります。そのときは少し良いことをした気分になっていました。
今考えると、完全におかしいです。
6. 台を叩く、叫ぶ、物に当たる
パチンコ屋に行ったことがない人には信じられないかもしれませんが、台を叩いたり、叫んだりする人は普通にいます。
自分でお金を入れているのに、当たらないと怒る。激熱演出を外すと台を殴りたくなる。隣の人が当たると腹が立つ。
僕も実際に壊したことはありません。でも、台を壊したくなる衝動は何度もありました。
ギャンブルは、お金だけでなく感情のコントロールも奪っていきます。
7. ずっとギャンブルの話をしている
職場でも、友達との会話でも、気づけばギャンブルの話ばかりになる人がいます。
- 昨日いくら勝った
- 設定がよかった
- あの演出が熱い
- 次はこの台を打つ
本人は楽しい話題のつもりです。でも、周りから見るとかなり偏っています。
仕事中も頭の中がギャンブルでいっぱいになる。休みの日の予定もパチンコ屋中心になる。これも依存が進んでいるサインです。
8. 必要なことにはケチなのに、ギャンブルには使う
ギャンブル依存の怖いところは、お金の優先順位が壊れることです。
- 服を買うのはもったいない
- 歯医者に行くのは高い
- 家族との外食は節約したい
- でもパチンコの1万円は入れられる
普通に考えたら逆です。
でも、打ちたい気持ちが強いと、ギャンブル以外に使うお金が全部もったいなく見えてきます。財布に1000円札を多めに残そうとする。必要な支払いを先延ばしにする。
こうなると、生活全体がギャンブルに支配されていきます。
9. 人のものや家のお金に手を出す
ここまで来ると、本当に危険です。
ギャンブル依存がひどくなると、人のお金、家のお金、会社のお金に手を出すケースがあります。僕の周りにも、同居人の物を勝手に売ってギャンブルに使い、人生が大きく崩れた人がいました。
「自分はそこまではしない」と思うかもしれません。でも、借金が増えて追い詰められると、普段なら絶対にしないことを考えるようになります。
この段階まで来ているなら、本人の反省だけで解決しようとしない方がいいです。家族だけで抱えず、相談機関や専門家につなげてください。
10. 「自分はまだ大丈夫」と思い続ける
一番怖いのは、本人が問題を認めないことです。
借金している。嘘をついている。約束も破っている。それでも、本人はこう思います。
- 次に勝てば返せる
- 本気を出せばやめられる
- 自分よりひどい人はいる
- まだ仕事には行けている
僕もそうでした。
でも、仕事に行けているから大丈夫ではありません。家族にバレていないから大丈夫でもありません。借りられる枠が残っているから大丈夫でもありません。
むしろ、生活がギリギリ回っている間に止めないと、かなり厳しくなります。
家族や恋人がやってはいけない対応
家族や恋人が一番やりがちなのは、「今回だけ」とお金を肩代わりすることです。
気持ちはわかります。返済が遅れたら大変そう。会社にバレたら困る。本人が泣いて謝っている。だから助けたくなる。
でも、本人がギャンブルを止める仕組みを作らないまま肩代わりすると、また同じことが起きます。僕はこれをやりました。家族に助けてもらっても、根本が変わっていなければまた借金します。
家族側が意識したいこと
- 借金総額と借入先を曖昧にしない
- 本人の言葉だけで判断しない
- 肩代わりする前に専門家へ相談する
- 家族だけで監視しようとしない
- 暴言や責め続ける対応だけで解決しようとしない
厚生労働省も、家族や知人が依存症かもしれないと思ったら、1人で抱え込まず、保健所や精神保健福祉センターに相談するよう案内しています。
本人が今日やるべきこと
「自分、ちょっと危ないかも」と思ったなら、今日やることはシンプルです。
- 借金総額を書く
- 今月の返済額を書く
- 財布・カード・電子マネーから打てるお金を遠ざける
- パチンコ屋の前を通らないルートに変える
- 家族、恋人、専門家のどこかに話す
僕に一番効いたのは、債務整理でした。お金を借りられなくなったことで、打ちに行く頻度も、一回に使う金額も大きく減りました。
もちろん、債務整理は気軽にすすめるものではありません。でも、借金が膨らんで返済が現実的でないなら、検討する価値はあります。
禁パチの具体策はこちらにまとめています。
パチンコを本気で辞めたい人へ。今日からできる7つの禁パチ対策
負けた直後に何をするかはこちらです。
まとめ:ギャンブル依存症の行動は、本人もどこかでおかしいと気づいている
嘘をつく。借金をする。約束を破る。仕事中もギャンブルのことを考える。必要なものにはケチなのに、台にはお金を入れる。
こういう行動は、外から見ると信じられないかもしれません。
でも、本人も心のどこかでは「おかしい」と気づいています。気づいているのに止まらない。そこが怖いところです。
もしこの記事を読んで、自分の行動に当てはまるものが多いなら、まだ戻れるうちに動いてください。
家族や恋人の行動に当てはまるなら、1人で抱え込まないでください。責めるだけでも、肩代わりするだけでも、解決しないことが多いです。
ギャンブル依存も、借金も、放置するとかなり苦しくなります。でも、早く現実を見るほど、取れる選択肢は残ります。
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