ギャンブル依存症チェックは、病院の診断の代わりではありません。
ただ、パチンコやスロットを「やめたいのにやめれない」と思っているなら、一度は自分の状態を文字で見た方がいいです。
僕も何度も「もう行かない」と思いました。けれど、給料日前にお金が不安になった時、仕事のストレスが残っている時、友達との予定がキャンセルになって急に一人になった時、結局ホールに戻っていました。
借金してまで打つ。家族に言えない。負けたのに取り返せる気がする。ここまで来ると、気合いだけで止めるのはかなり難しいです。
この記事でわかること
- ギャンブル依存症かもしれない危ないサイン
- パチンコ・スロットをやめたいのにやめれない理由
- 借金や家族への隠しごとがある時の考え方
- 相談先を探す前にメモしておくこと
- 今日だけ打たないために先にやること
ギャンブル依存症チェックリスト
まずは、当てはまるものにチェックを入れるつもりで読んでみてください。
大事なのは、数を見て落ち込むことではありません。「自分はどこで崩れるのか」を見つけることです。
何個当てはまったら危ない?
これは診断ではありません。けれど、目安としてはこう考えていいと思います。
| 当てはまる数 | 状態の目安 | やること |
|---|---|---|
| 0〜2個 | 油断すると戻る段階 | 行きやすいタイミングを先に潰す |
| 3〜5個 | 自力だけだと崩れやすい段階 | お金・予定・ルートを仕組みで変える |
| 6〜9個 | かなり危ない段階 | 家族、相談窓口、貸付自粛を検討する |
| 10個以上 | 一人で抱えるほど悪化しやすい段階 | 専門窓口や医療機関への相談を優先する |
特に危ないのは、借金・嘘・返済金・現金化が絡んでいる時です。
僕の場合、借金が増えて返せなくなるたびに妻に打ち明ける形を繰り返しました。最初は立て替えてもらえば何とかなると思っていました。でも根っこが変わっていないと、また同じところに戻ります。
「今回は反省した」だけでは弱いです。必要なのは、反省より先に打てない状態を作ることです。
パチンコをやめたいのにやめれない理由
パチンコやスロットをやめたいのにやめれない時、本人の意志が弱いだけで片付けるとズレます。
もちろん自分の責任はあります。僕も自分の行動で借金を作りました。そこはごまかせません。
ただ、ホールに戻る時って、きれいな理由だけで動いていません。
- 少し勝てば返済が楽になる気がする
- 負けを取り返せば今日の失敗が消える気がする
- 暇な時間を埋める場所がホールしかない
- 仕事のストレスを一瞬だけ忘れたい
- 給料日やイベント日を見ると体が反応する
この状態で「二度と行かない」と決めても、危ない瞬間が来るとまた行きます。
だから禁パチは、気合いよりもお金・時間・移動ルート・スマホの見方を変える作業です。
今すぐ相談した方がいいサイン
次のどれかに当てはまるなら、禁パチの工夫だけで粘るより、相談を入れた方がいいです。
- 借金総額を正確に見ていない
- 家族や恋人に本当の借金額を隠している
- 返済用のお金をパチンコやスロットに使った
- クレカ現金化、後払い、カードローンを使って打った
- 「勝てば返せる」と考えている
- 負けた後に眠れない、仕事に行けない、食事が入らない
ここまで来ると、借金の問題と依存の問題が重なっています。片方だけ見ても解決しにくいです。
借金があるなら、まず借金総額、毎月の返済額、滞納の有無、家族に話しているかを整理してください。
借金が絡む人はこちらも先に読んでください。
「消えたい」と感じるほど追い詰められている時
借金やギャンブルで「死にたい」「消えたい」と感じるほど追い詰められているなら、この記事を読み続ける段階ではありません。
まず、近くにいる人に連絡してください。一人で夜を越えようとしないでください。
相談先として、#いのちSOSもあります。電話は 0120 061 338、Webは https://www.lifelink.or.jp/inochisos/ です。
禁パチや借金整理は、生きている前提で立て直す話です。まず今日を越えることを最優先にしてください。
ギャンブル依存症の相談先
ギャンブル依存症チェックで多く当てはまった人は、次のような相談先を使えます。
| 相談先 | 向いているケース |
|---|---|
| 精神保健福祉センター・保健所 | 依存症かもしれない、家族として相談したい、医療につなぎたい |
| 依存症相談拠点・専門医療機関 | ギャンブルを自分で止められない、治療や支援を受けたい |
| 自助グループ | 同じ問題を持つ人の話を聞きたい、一人で抱えたくない |
| 法テラス・弁護士・司法書士 | 借金、滞納、返済不能、債務整理の相談をしたい |
消費者庁は、ギャンブル等依存症について、のめり込んでコントロールできなくなることで日常生活や社会生活に支障が出ることがあると説明しています。さらに、適切な治療や支援により回復は可能ともされています。
厚生労働省も、アルコール・薬物・ギャンブルなどを「やめたくてもやめられない」状態は依存症という病気かもしれないとして、保健所や精神保健福祉センターへの相談を案内しています。
相談する前にメモしておくこと
相談する時は、うまく話そうとしなくていいです。むしろ、先にメモを作っておく方が楽です。
- 借金総額
- 毎月の返済額
- 滞納している支払い
- パチンコ・スロットに行きやすいタイミング
- 直近で一番大きく負けた金額
- 家族や恋人に話しているか
- 現金化、後払い、カードローンを使ったことがあるか
- 今月の生活費が残っているか
相談窓口に行く時、きれいな説明はいりません。
「ギャンブルで借金が増えました。自分では止められません」で十分です。
今日だけ打たないためにやること
相談先を調べるのと同時に、今日ホールへ行かない形も作ってください。
- キャッシュカードを財布から抜く
- 現金を必要最低限だけ持つ
- ホールの前を通るルートを変える
- 予定が空いたら、先に別の予定を入れる
- パチンコ・スロット動画を見ない
- SNSで期待値、イベント日、収支報告を見に行かない
- 借りられる先を増やさない
- 貸付自粛制度や債務整理も選択肢に入れる
僕に一番効いたのは債務整理でした。お金を借りられなくなったことで、打ちに行く頻度も、一回に使う額もガクンと減りました。
もちろん債務整理は軽い選択ではありません。信用情報にも影響します。けれど、借りられる状態のまま「気合いでやめる」と言い続けるより、現実的な場合もあります。
立て直す順番
- 今日打てない状態を作る
- 借金と返済額を紙かメモに出す
- 相談先を1つ決める
- 家族に話す準備をする
- 明日の予定を先に入れる
低貸しなら大丈夫、もかなり危ない
「4パチや20スロじゃないから大丈夫」と思うことがあります。
でも、低貸しでも長く打てばお金は減ります。しかも負けが続くと、結局レートを上げたくなります。
5スロで負けた後に「20スロなら取り返せる」と思う。1パチで負けた後に「4パチなら早い」と思う。これをやり始めると、低貸しは安全地帯ではなく高レートへ戻る助走になります。
低貸しで済んでいるうちに、行く回数そのものを減らした方がいいです。
チェックで終わらせない
ギャンブル依存症チェックで大事なのは、当てはまった数よりも、その後に何を変えるかです。
「自分は危ないかも」と思えたなら、まだ動けます。
今日だけでも、財布からカードを抜く。ホールの前を通らない。誰かに一言だけ言う。借金額をメモに出す。相談先のページを開く。
全部できなくてもいいです。まず一個でいいです。
今日打たない形を作ること。そこから立て直しは始まります。
よくある質問
ギャンブル依存症チェックに多く当てはまったら病院に行くべき?
可能なら、専門医療機関や精神保健福祉センターに相談した方がいいです。この記事だけで診断はできませんが、「やめたいのにやめれない」「借金してまで打つ」があるなら、一人で抱えない方がいいです。
借金がある場合は依存症の相談と借金相談、どちらが先?
どちらも必要です。今日の生活費や返済が崩れているなら借金相談を先に入れつつ、同時に依存症の相談先も探してください。借金だけ整理しても、ギャンブルが残るとまた繰り返します。
家族に言えない場合はどうしたらいい?
いきなり全部を完璧に話そうとしなくていいです。借金総額、毎月の返済額、もう借りないためにやること、お金の管理をお願いしたいことをメモにしてから話す方が伝わりやすいです。
禁パチに失敗した後でもやり直せる?
やり直せます。ただし、同じやり方で「次こそ気合い」だとまた崩れやすいです。失敗した日は責め続けるより、次の24時間でお金と予定を守る方が大事です。



