パチンコをやめた後、趣味にいくらまで使っていいのか迷うことがあります。
食玩シールやカードを買う。ゲームで遊ぶ。たまには欲しい物を買う。家族で出かける。どれもパチンコより穏やかに楽しめますが、上限を決めずに続ければお金は残りません。
僕は高い物を一度に買うより、数百円から数千円の物を何度も買いやすいです。「パチンコで1万円負けるよりいい」と考えているうちに、月の合計が大きくなることもありました。
だから今は、趣味を全部やめるのではなく、使う前に趣味代の上限を分けることが必要だと思っています。この記事では、生活費や返済を守ったうえで、食玩・ゲーム・買い物へいくら回すかを決める順番をまとめます。
先に結論:趣味代は残った金額の中から決める
趣味代に回せる上限
手取り収入 − 固定費 − 生活費 − 借金返済 − 家族に必要なお金 − 最低限の予備費
僕が先に見るのは、給料の何%かではありません。家賃や光熱費、食費、返済、子どもに必要なお金、急な出費に備えるお金を引いた後に、いくら残るかです。
残りがゼロなら、その月の有料の趣味代もゼロです。マイナスなのに「今月だけ」とカードや後払いを使うと、来月の趣味代まで先に使うことになります。
反対に残りがあれば、その全部を使わず、一部だけを趣味代にします。僕はまず残った自由枠の半分以下から始め、残りは翌月へ持ち越します。これは誰にでも当てはまる正解ではなく、使いすぎやすい僕が余白を残すための決め方です。
金融庁も、家計管理の基本は収入と支出を把握し、収支を黒字にして、黒字分を貯蓄することだと案内しています。まず現状を数字で見るところからです。参考:金融庁「資産形成の基本」
僕は高い物より、安い物を何度も買いやすい
僕の場合、何万円もする物を勢いで買うことは多くありません。危ないのは、安い物を細かく買い続ける方です。
- コンビニで食玩を2個だけ買う
- ゲームに少しだけ課金する
- オンラインクレーンゲームで景品が取れそうだから追加する
- メルカリで足りないシールを1枚だけ買う
- 買い物ついでに安い物を足す
一回ごとは小さく見えます。でも、500円を10回使えば5,000円です。1,500円を週2回使えば、4週間で12,000円になります。
禁パチ中に買い物へ気持ちが移る理由は、禁パチ中に買い物したくなる理由で詳しく書きました。今回は気持ちの理由より、合計額を膨らませない仕組みを優先します。
家族の楽しみと、自分の趣味代は分ける
僕には妻と子どもがいます。禁パチしてからは、家族でご飯を食べたり、旅行やプール、温泉へ行ったりする機会が増えました。
このお金を、僕個人の食玩やゲームと同じ箱に入れると分かりにくくなります。家族で使うお金は「家族の楽しみ」、僕だけが使うお金は「自分の趣味代」として分けた方が、何を優先したのか見えます。
借金を作ったのは僕です。そのせいで妻や子どもまで何も楽しめない状態にはしたくありません。もちろん家計が苦しい月に無理な旅行をするという意味ではなく、家族に必要な物や、みんなで過ごすためのお金を先に考えるということです。
家族にお金を使えるようになった変化は、禁パチして家族に使えるお金と時間が増えた話にもまとめています。
趣味代を決める順番は5つ
給料が入ったら、僕は次の順番で分けるのが安全だと考えています。
- 固定費と生活費:家賃、光熱費、通信費、食費、交通費など
- 借金返済:決めた返済額を先に確保する
- 家族に必要なお金:学校、日用品、家族で過ごす費用など
- 予備費:病院、車、学校用品など急な出費に備える
- 自分の趣味代:食玩、ゲーム、買い物、ひとりでの外出など
僕は過去に、生活費や返済に使うお金へ手をつけました。子どもの児童手当やお年玉にまで手をつけたことがあります。だから今は、趣味代を最初に取るのではなく、守るお金を先に移す順番が重要だと思っています。
パチンコで使ってはいけないお金まで使った体験は、パチンコで使ってはいけないお金に手を出した話に書いています。
自由に使える残りの半分以下から始める
生活費、返済、家族分、最低限の予備費を分けた後に残ったお金を、ここでは「自由枠」とします。
散財しやすい僕は、最初から自由枠を全部は使いません。次のように半分以下を趣味代にし、残りは追加の予備費として持ち越します。
| 自由枠 | 趣味代の開始例 | 持ち越す金額 |
|---|---|---|
| 0円以下 | 0円 | まず収支を立て直す |
| 5,000円 | 2,000円 | 3,000円 |
| 10,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
| 20,000円 | 10,000円 | 10,000円 |
| 30,000円 | 15,000円 | 15,000円 |
この表は僕のように使いすぎやすい人が、小さく始めるための一例です。収入、返済額、子どもの年齢、車の有無などで適切な金額は変わります。半分という数字を守れば必ず大丈夫という意味ではありません。
まず一か月やってみて、生活費へ戻していないか、カード払いが増えていないか、月末に困っていないかを見ます。問題があれば翌月は下げます。余った趣味代は無理に使わず、そのまま持ち越します。
1万円なら食玩・ゲーム・買い物へ先に分ける
仮に自分の趣味代を月1万円にしたなら、その1万円も先に分けておきます。
| 使い道 | 予算例 | 決めておくこと |
|---|---|---|
| 食玩・シール | 3,000円 | 箱買いとメルカリを同じ枠にする |
| ゲーム | 2,000円 | 課金とオンラインクレーンも含める |
| 個人の買い物 | 2,000円 | 安い物も全部合計する |
| 外出・カフェ | 3,000円 | ひとりで使う分だけ入れる |
これも配分例です。食玩を買わない月ならゼロでいいし、新作ゲームを買うために何か月か持ち越してもいいです。大事なのは、食玩で足りなくなったからゲーム枠を使い、さらに買い物枠も使うという崩し方をしないことです。
食玩は箱買い・メルカリ・ダブりまで予算に入れる
僕はドラゴンボールやジョジョ5部のシールを集め、100均のファイルに入れて保管しています。デスノートのカードはファイルに入らなかったのでケースに入れ、気に入ったカードは100均のケースでデスクに飾っています。
集める時間も、並べて見る時間も楽しいです。ただ、箱で買えば必ずそろうとは限りません。ジョジョでは「凶」と書かれた石が描かれたスコリッピのシールが何枚もダブりました。
そのため、食玩の予算は商品代だけで考えません。箱買い、追加で買う分、メルカリで足りない物を買う分、送料まで同じ枠にします。「あと1枚だから」は予算を増やす理由にしません。
ウエハースなどのお菓子は自分だけでは食べ切れないので、子どもにあげたり、食べたい同僚へ一日2個ほど渡したりしています。無駄にしない工夫ではありますが、お菓子を配れることを箱買いの理由にはしないようにしたいです。
実際の集め方や収納は、写真付きの食玩シール・カード集めが楽しいで紹介しています。
ゲームは無料でも、課金とオンラインクレーンに注意する
家にあるゲームを遊ぶだけなら、今月の出費はゼロです。無料のスマホゲームも、課金しなければお金を使わずに時間を過ごせます。
ただし、ゲーム内課金やオンラインクレーンゲームは別です。僕は景品が取れそうになると、取れるまで続けたくなります。最初の500円より、その後の追加の方が増えやすいです。
月2,000円と決めたなら、2,000円で途中でも終わりです。クレジットカードを登録したままにせず、プリペイド残高だけにする方が止めやすくなります。「取れるまで」が出た月は、翌月のオンラインクレーン枠をゼロにするくらいでもいいと思っています。
無課金で遊びやすい候補は、禁パチ中におすすめの無料スマホゲームにまとめています。
買い物は値段ではなく、月の合計で見る
安い物なら買っても大丈夫と思いがちですが、家計に残るのは一回の値段ではなく月の合計です。
欲しい物を見つけたら、その場では買わずにメモへ入れます。翌日も必要だと思えば、買い物枠の残高を確認して買います。セールや残り1点という表示があっても、生活費や返済を動かしてまでは買いません。
買い物をした日ではなく、注文した日に予算から引くことも大切です。カードの請求日まで使った感覚がない状態を避けられます。
給料日に、使う前のお金を分ける
月末に残ったか確認するだけでは、僕は途中で使ってしまいます。給料日に先に分ける方が分かりやすいです。
- 生活費と固定費は引き落とし口座に残す
- 返済分は先に返すか、別に確保する
- 家族分と予備費を取り分ける
- 趣味代だけを現金の封筒や別の残高へ移す
- 趣味代がなくなったら、その月は追加しない
食玩用、ゲーム用、買い物用と封筒を分けてもいいです。スマホ決済を使うなら、その月の上限だけチャージし、自動チャージを切ります。
給料日にパチンコへ行きやすい人は、給料日にパチンコへ行かないためにやることも合わせて読んでください。
まず一週間だけ、使った金額と理由を記録する
いきなり完璧な家計簿を作る必要はありません。まず一週間だけ、趣味に使ったお金を記録します。
| 日付 | 分類 | 金額 | 買った理由 | 買った後 |
|---|---|---|---|---|
| 9月1日 | 食玩 | 594円 | 新発売を2個 | 予算内で満足 |
| 9月3日 | クレーン | 1,500円 | あと少しで取れそう | 追加したくなった |
| 9月5日 | 買い物 | 1,280円 | 安かったから | なくても困らなかった |
これは記録例です。日付、分類、金額、買った理由、買った後の気持ちの5つだけで十分です。金融庁の教材でも、レシートや家計簿アプリなど、自分が続けやすい形で収支を記録して把握することが案内されています。参考:金融庁「適切な収支管理の習慣化」
一週間分を合計すると、「食玩よりコンビニのついで買いが多い」「ゲーム代は少ないがオンラインクレーンの追加が大きい」など、自分の使い方が見えてきます。それを見てから、翌月の配分を変えます。
趣味代をゼロにしすぎない。ただし借りてまでは使わない
趣味を全部禁止すると、僕は反動で使いたくなります。パチンコの代わりに楽しめる時間を残すことも、禁パチを続けるうえでは大切です。
ただし、自由枠がゼロの月まで有料の趣味を作る必要はありません。家にある漫画を読む、積んでいるゲームを進める、無料の動画を見る、家族と散歩する。すでに持っている物でも楽しめます。
収支が戻ったら、無理のない小さな金額から再開すればいいです。趣味代を作るために借りる、リボ払いや後払いを使う、返済額を下げるという順番にはしません。
お金を使わない趣味の候補は、パチンコに代わる趣味まとめにも載せています。
生活費や返済に触れそうなら、有料の趣味を止める
次の状態になったら、僕はその月の有料の趣味を止める合図だと考えています。
- 生活費や返済分から戻して使おうとしている
- 上限を超えたのに追加しようとしている
- カードの請求額を見ないようにしている
- 家族に買った金額を隠している
- 取れるまで、当たるまで、そろうまでと考えている
厚生労働省は、依存症では報酬を求める状態が進むと生活の優先順位が変わり、家族との時間や必要な支払いよりギャンブルなどを優先することがあると説明しています。自分だけでコントロールできない状態が続くなら、趣味代の計算だけで解決しようとせず、保健所や精神保健福祉センターなどへ相談する選択肢もあります。参考:厚生労働省「依存症についてもっと知りたい方へ」
パチンコをやめたのにお金が残らない時の確認項目は、パチンコをやめたのにお金が残らない理由にもまとめています。
まとめ:趣味を残しながら、先に上限を作る
禁パチ後の趣味代に、全員共通の正解はありません。大切なのは、パチンコで使っていた金額をそのまま趣味代にするのではなく、今の家計から逆算することです。
- 生活費、返済、家族分、予備費を先に守る
- 残った自由枠の一部だけを趣味代にする
- 食玩、ゲーム、買い物へ先に分ける
- 一週間だけ金額と買った理由を記録する
- 生活費や返済に触れそうなら、その月は止める
僕は趣味をなくしたいわけではありません。食玩を集めることも、ゲームで遊ぶことも、家族と出かけることも続けたいです。
だからこそ、使った後に反省するのではなく、使う前に分けます。今月の趣味代を一度決めて、一週間記録する。まずはそこから始めます。
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