給料日にパチンコで溶かす人へ|先にお金を逃がす方法

給料日に入ったお金を生活費・返済・固定費へ分ける金髪の男の子とハリネズミのアイキャッチ禁パチ
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給料日にパチンコへ行きたくなる。

口座に給料が入ると、支払い前なのに「今日は少しくらい使っても大丈夫」と感じることがあります。

僕にも、給料日の金曜、仕事帰りの乗換駅でパチンコへ行きたくなった日がありました。

財布にはお金がある。途中下車もできる。仕事の疲れもある。「少しだけなら」と考える条件がそろっていました。

その日は家族に仕事が終わったことをLINEし、先に中本でラーメンを食べ、ホールには入らず帰れました。

でも、毎月その場の判断だけで耐えるのは危険です。

給料日に必要なのは、強い意志よりも、パチンコへ行く前に生活費・返済・固定費を使えない場所へ移す仕組みです。

給料日に最初にやること

給料を増やそうとしない。支払い、返済、生活費を先に分け、今日必要な金額だけを手元に残します。

この記事でわかること

  • 給料日にパチンコへ行きたくなる理由
  • 給料が入った直後にお金を分ける順番
  • 財布、カード、ATMから距離を作る方法
  • 仕事帰りに打ちたくなった時の緊急対応
  • 借金返済がある時に「勝って返す」を止める考え方

給料日にパチンコへ行きたくなるのは、入金額が全部使えるように見えるから

給料日に残高を見ると、前日より大きな数字が表示されます。

ただし、その金額は自由に使えるお金ではありません。

  • 家賃や住宅ローン
  • 電気、ガス、水道、通信費
  • クレジットカードの引き落とし
  • 借金の返済
  • 食費、交通費、日用品代
  • 急な出費に備えるお金

これらをまだ分けていないため、一時的に大きく見えているだけです。

久里浜医療センターの標準的治療プログラム「STEP-G」でも、使えるお金があることはギャンブルの引き金になりやすく、お金へのアクセスを制限することが重要だと説明されています。

久里浜医療センター「標準的治療プログラム ギャンブル障害 STEP-G」

給料日の危険は、財布が弱いことだけではありません。

支払いに使う予定のお金まで「まだ使える」と見えてしまう流れにあります。

給料が入ったら、この順番で先に逃がす

給料日にパチンコへ行かないためには、使い道を考える順番が大切です。

パチンコへ行くか迷う前に、次の順番でお金を分けます。

順番守るお金やること
1固定費家賃、光熱費、通信費などを支払い口座に確保する
2返済借金やカードの支払い分を先に移す
3生活費食費、交通費、日用品代を週単位に分ける
4予備費急な出費用として別口座などへ移す
5自由費最後に残った範囲だけを自由に使えるお金と考える

金融経済教育推進機構J-FLECも、給料が入ったら一定額を先に分け、残りで生活する「先取り」の家計管理を紹介しています。

J-FLEC「社会人1年目から始めたい家計管理の基本」

ここでは無理に大きな貯金額を決める必要はありません。

まずは、家賃や返済など失ったら生活が壊れるお金を守ることが先です。

パチンコで使ってはいけないお金|生活費・返済金を守るための確認リスト

給料日にパチンコへ行かない7つのルール

1.給料日当日に固定費と返済分を移す

「あとで分けよう」と思っている間は、口座残高がすべて使えるように見えます。

給料が入ったら、その日のうちに支払い口座や別口座へ移します。毎月同じ金額なら、自動振替や自動積立を設定すると判断する回数を減らせます。

僕のように借金がある場合は、貯金より先に返済日と引き落とし額を確認する必要があります。

2.生活費を一か月分ではなく一週間分に分ける

一か月分の生活費を財布へ入れると、パチンコでは一日で使えてしまいます。

食費や日用品代は、週ごとに使える金額へ分けます。

  • 今週使う分だけを決済口座へ移す
  • 現金なら週ごとの封筒に分ける
  • 次の週の分は財布に入れない
  • 余った分は翌週へ繰り越す

一週間分なら、使い過ぎても早い段階で気づけます。

3.キャッシュカードとすぐ下ろせる手段を持ち歩かない

現金を少なくしても、カードがあればATMで下ろせます。

STEP-Gでは、お金へのアクセスを制限する例として、その日に必要な金額だけを持つことや、銀行カードなどを家族へ預けることが挙げられています。

  • キャッシュカードを自宅に置く
  • 財布の現金は当日必要な分だけにする
  • スマホATMを使える状態にしない
  • キャッシング枠や後払いの利用環境を見直す
  • 必要なら家族に一時的な管理を頼む

日常生活や緊急時に必要なお金まで完全に使えなくする必要はありません。自分の生活に合わせて、パチンコに投入できる余分なお金だけを遠ざけます。

禁パチ中のお金管理|ネット銀行でATMに行かない仕組みを作る

4.給料日だけはホールとATMの前を通らない

給料日、仕事帰り、財布にお金がある。この3つが重なる日は、いつもの帰宅ルートでも危険です。

  • パチンコ店がある出口を使わない
  • コンビニATMへ寄らない
  • 店舗アプリと出玉情報を見ない
  • カーナビから店舗の履歴を消す

多少遠回りでも、入店して数万円と数時間を失うより小さな負担です。

仕事帰りのパチンコをやめたい人へ|19時から閉店まで打っていた僕の対策

5.家族や恋人へ「お金を分けた」と連絡する

僕は妻に借金を打ち明けた時、お金の管理をお願いしたいことも伝えました。

給料日も、自分の頭の中だけで管理すると都合のいい理由を作りやすくなります。

頼める相手がいるなら、次の3点を共有します。

  • 給料として入った金額
  • 支払いと返済に必要な金額
  • 今月自由に使える金額

「監視してもらう」のではなく、生活費を守る壁を一緒に作ってもらう感覚です。

6.給料日の夜に、食事と帰宅後の予定を入れる

給料日の夜を空白にすると、「今日くらい楽しみたい」という気持ちがパチンコへ向かいやすくなります。

豪華な予定でなくて構いません。

  • 帰りに好きな物を食べる
  • 家族と食事する時刻を決める
  • 漫画を一冊読む
  • アニメや映画を一本見る
  • 入浴して早めに寝る

パチンコで3万円使う代わりに、千円前後で食事をして帰れたなら、その日は十分守れています。

7.打ちたくなったら、結論を20分先へ延ばす

パチンコへ行きたい気持ちが出ても、その場ですぐ「行く・行かない」を決めません。

  1. ホールと反対方向へ歩く
  2. 先に食事か水分を取る
  3. 家族や友人へ連絡する
  4. 財布と口座残高を確認する
  5. 20分だけ別の場所で過ごす

STEP-Gでは、ギャンブルへの欲求は波のように高まり、その後弱まると説明されています。

「一生我慢する」ではなく、まず入店の判断を20分先へ送ります。まだ打ちたいなら、もう一度20分延ばします。

実際に給料日の乗換駅で、ホールに入らず帰れた日

僕にも、給料日の金曜に危なかった日があります。

仕事が終わり、電車で乗換駅まで移動している途中でした。

  • 給料日で財布にお金がある
  • 金曜の仕事帰りで解放感がある
  • 乗換駅で途中下車できる
  • ホールへ寄れる時間がある

頭の中では「今日は行ける」「少しだけなら」という理由が出ていました。

その日は、家族に「仕事が終わった」とLINEし、ホールではなく中本へ入りました。

ラーメンを食べたことで、空腹と仕事の疲れが少し落ち着きました。その後はゲームセンターで300円だけ使い、ブックオフでフィギュアを見て、最後は電車に乗って帰りました。

この日に効いたこと

家族への連絡、先に食事を取ること、ホールへ入るまでの流れを別の行動で切ったことです。ただし、寄り道先で散財する危険もあるため、次は食事後にまっすぐ帰る方が安定します。

給料日にパチンコへ行きたくなった日|乗換駅で中本を食べて帰った実体験

給料日前日から翌日までの行動を先に決める

給料日当日に考え始めると、すでに残高が増えた状態で判断することになります。

前日から翌日までの流れを、次のように決めておきます。

タイミングやること守るもの
給料日前日支払い、返済、生活費の金額を書き出す給料の使い道
入金直後固定費と返済分を別口座へ移す生活の土台
昼まで財布とカードを整理し、夕食を決める仕事帰りの行動
仕事終了時家族へ連絡し、ホールのない道で帰る給料日の夜
翌日残高と今週使える生活費を確認する次の一週間

自動振替を使える項目は、できるだけ自動化します。

給料日のたびに自制心を試すのではなく、入金されたら自動で必要なお金が分かれる状態を目指します。

ホールやATMの前まで来てしまった時の緊急対応

すでにホールの前やATMまで来てしまっても、入店や出金をする前ならまだ止められます。

順番行動目的
1入口やATMから離れる視界と操作から距離を作る
2家族か友人へ現在地を送る一人の判断にしない
3支払い予定額をメモで確認する残高を自由費と誤解しない
4食事か飲み物を取る空腹と疲れを先に落ち着かせる
5帰宅する電車や道へ移動する入店を物理的に難しくする

給料日の勝利条件は、増やすことではありません。生活費を一円も台へ渡さず帰ることです。

給料日前後にやってはいけないこと

「1万円だけ」と決めて打つ

何度も給料日に溶かしているなら、金額の上限よりもホールへ入ること自体が危険です。

負ければ追加投資をしたくなり、勝てば「今日は出る」と続けたくなります。

勝ったら支払いに回すつもりで打つ

支払いのお金を増やすために打つと、負けた瞬間に支払いそのものが壊れます。

給料日に最初にするのは勝負ではなく、支払い分の確保です。

低貸しなら大丈夫だと考える

1円パチンコや低貸しスロットでも、ATMへ行く流れやホールへ通う習慣は残ります。

禁パチを始めるなら、給料日だけ低貸しへ行くという例外を作らない方が単純です。

負けた分をクレジットカードや後払いで埋める

現金を失った後に、生活費をカードや後払いへ移すと、負けが翌月へ残ります。

給料日当日だけで終わらず、次の給料日まで苦しくなる流れです。

借金返済があるなら「勝って返す」を諦める

借金がある時の給料日は、入ったお金がすぐ返済で消えるため、普通の給料日より苦しく感じます。

「少し勝てば今月が楽になる」と考えたくなる気持ちは、僕にもありました。

でも僕は、いろいろなところから借金をし、おまとめローンで一本化し、また借金を重ねる流れを繰り返しました。最後は借金が1100万円まで膨らみ、個人再生をしています。

パチンコやFXで借金を返そうとしても、僕の場合は減るどころか大きくなりました。

もう、給料や借金をギャンブルで取り返すことは諦めた方がいい。

返済が回らないなら、給料日ごとに勝負するのではなく、残高、金利、毎月の返済額を確認して相談先へつながる方が現実的です。

ギャンブル借金の相談先はどこ?|返せない時の確認リスト

ギャンブル借金が返せない人へ|債務整理を考えるタイミング

厚生労働省も、依存症が進むとギャンブルのために借金をする場合があること、本人だけで抱え込まず専門機関へ相談することを案内しています。

厚生労働省「依存症についてもっと知りたい方へ」

給料日を守れたら、金額と行動を記録する

給料日に行かなかったことを、気持ちだけで終わらせず記録します。

記録する項目記入例次回に残すこと
打ちたくなった時刻金曜19時、仕事終了後危ない時間を予定で埋める
引き金給料日、空腹、乗換駅別の出口と食事を決める
守れた金額打つ予定だった3万円返済や生活費に残す
効いた対策家族へ連絡、先に食事次回も同じ順番で使う

一回守れた方法は、次の給料日にも使えます。

反対に、危なかった場所や時間が分かれば、次回は最初から避けられます。

よくある質問

給料日に少しだけならパチンコへ行ってもいいですか?

何度も給料日に生活費まで使っているなら、少しだけでも行かない方がいいです。

問題は一万円という金額だけではなく、給料日にホールへ入る流れを残すことです。

お金を分けるだけで本当にパチンコを止められますか?

お金を分けるだけで完全に止まるとは言えません。

ただ、財布に使えるお金が少ない、カードがない、ATMに寄らないという条件が重なると、打つまでのハードルを上げられます。帰宅ルートや夜の予定も一緒に変える方が現実的です。

給料を家族に預けるのはやり過ぎですか?

借りてまで打つ、生活費を使う、返済に支障が出る状態なら、一時的に管理を頼むことも選択肢です。

すべてを丸投げするのではなく、入金額、必要な支払い、自分が使える金額を一緒に確認します。

給料日にまた打ってしまったら、禁パチは失敗ですか?

打ってしまった事実は変えられませんが、そこで終わりではありません。

追加で取り返しに行かず、何時に、どこで、何が引き金になったかを書きます。次の給料日は、その入口を一つ先に閉じます。

消費者庁も、まず今日一日という小さな目標を続け、回復と再発防止につなげることを案内しています。

消費者庁「ギャンブル等依存症でお困りの皆様へ」

まとめ:給料日は、増やす日ではなく生活を守る日

給料日にパチンコへ行きたくなるなら、入金後の順番を変えます。

  1. 固定費と返済分を先に移す
  2. 生活費を一週間ごとに分ける
  3. 財布からカードと余分な現金を外す
  4. ホールとATMの前を通らない
  5. 家族へお金を分けたことを連絡する
  6. 給料日の夜に食事と予定を入れる
  7. 打ちたい判断を20分先へ延ばす

給料日を無傷で越えれば、翌日の生活が守られます。

今日の勝利条件は、給料を増やすことではありません。一円も台へ渡さず、家まで帰ることです。

パチンコをやめたいのにやめられない人へ|意志ではなく仕組みで止める方法

参考にした公的情報