ギャンブルをやめたいのにやめられない人へ。最初の24時間でやる3つのこと

禁パチ
ギャンブルをやめたい人へ 最初の24時間でやる3つの行動
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※この記事にはギャンブル依存・借金に関する内容が含まれます。
この記事は、僕自身のギャンブル依存・借金・禁パチの失敗経験をもとに書いています。医学的・法律的な判断が必要な場合は、医療機関、依存症相談拠点、弁護士・司法書士などの専門家に相談してください。

むげんです。

ギャンブルをやめたい。

でも、やめられない。

「今日で最後」
「次に負けたら本当にやめる」
「もう二度と行かない」

そう決めたのに、数日後にはまた店の前にいる。アプリを開いている。ATMに向かっている。負けた帰り道で、何度も自分が嫌になる。

僕も同じことを何度もやりました。だからこの記事では、きれいごとは書きません。

この記事の結論

ギャンブルをやめたいなら、最初にやることは「決意」ではありません。最初の24時間で、現金・カード・アプリ・店への導線を遮断し、行きたくなる理由を言葉にして、代わりの行動を先に決めることです。

この記事は、負けた直後に読む緊急避難ページです。

今すぐできることだけに絞ります。

まず覚えておくこと:やめたいのにやるのは意志が弱いからではない

ギャンブルをやめたいのに続けてしまうと、自分を責めたくなります。

「俺は意志が弱い」
「自分は本当にダメだ」
「普通の人ならやめられるのに」

でも、この考え方だけで止めようとすると、次も同じところで負けます。

厚生労働省は、ギャンブルなどを「やめようと思っているのに続けてしまう」状態について、依存症という病気の可能性があると説明しています。本人の根性だけで片付けるより、相談・支援・環境づくりにつなげた方が現実的です。

参考:厚生労働省「依存症対策」

だから、最初にやるべきことは「強くなる」ではありません。

冷静な今の自分が、行きたくなった未来の自分を止める仕組みを作ることです。

最初の24時間でやる3つのこと

ギャンブルをやめたいと思ったその日にやることは、次の3つです。

行動目的今すぐやること
遮断行ける・借りられる入口を減らす現金、カード、アプリ、店への導線を切る
言語化行きたくなるパターンを見つけるいつ、どこで、何を感じたか書く
代替「行く/行かない」の会議を始めない欲が出た瞬間にやる行動を決める

順番が大事です。

決意してから頑張るのではなく、先に遮断します。

行動1:やめると決意する前に、まず遮断する

最初にやりがちなのが、「もうやらない」と誓うことです。

  • 今日から絶対に我慢する
  • 次に負けたら本当にやめる
  • 強い意志で乗り切る

気持ちは分かります。でも、これはかなり失敗しやすいです。

なぜなら、ギャンブル欲が出ているときの自分は、冷静でも合理的でもないからです。

だから最初にやるべきは、意志ではなく遮断です。

今すぐ遮断するもの

  • 財布の現金を1000円から2000円までにする
  • キャッシュカードとクレジットカードを財布から抜く
  • ギャンブル系アプリ、会員カード、ブックマークを消す
  • ATMに寄れる帰宅ルートを変える
  • 行きやすい時間帯に別の予定を入れる

「我慢する」のではなく、物理的にできない状態を作る。

これがスタートです。

禁パチの具体策はこちらの記事に詳しくまとめました。

パチンコを本気で辞めたい人へ。今日からできる7つの禁パチ対策

行動2:なぜ行きたくなるかを言葉にする

ギャンブル欲は突然湧くようで、実は毎回ほぼ同じ理由で出てくることが多いです。

  • 仕事で疲れている
  • 嫌なことがあった
  • 休日に予定がなくて暇だった
  • 給料日前でお金の不安が強かった
  • 借金や将来のことを考えたくなかった
  • 「1回くらいなら」と思った

僕の場合、危ないのは給料日前と、友達と遊ぶ予定がキャンセルになって急に一人になった時です。

予定が空いて、時間だけが残って、頭の中に「少しだけ行くか」が出てくる。お金がない不安や、ひとりで暇になった時間はかなり危険です。

行きたくなったら書くこと

  • 何時に行きたくなったか
  • どこにいたか
  • 直前に何があったか
  • どんな気分だったか
  • 本当は何から逃げたかったか

これを書くだけで、ギャンブルは「欲」ではなく、感情処理のクセだと見えてきます。

見えるようになると、先回りできます。

行動3:代わりの行動を先に決めておく

ギャンブルをやめたい人が一番勘違いしやすいのは、「欲をなくそう」とすることです。

欲は消えません。

だから、置き換えます。

しかも、考える余地がない行動がいいです。

  • 外に出て10分歩く
  • シャワーを浴びる
  • 腕立てやスクワットを10回する
  • このブログやSNSに正直な気持ちを書く
  • 誰かに「今ヤバい」と連絡する
  • 財布からカードを抜いて写真を撮る
  • 借金残高をメモに書く

ポイントは、欲が出た瞬間に自動でできる行動にすることです。

これを決めていないと、頭の中で「行くか、行かないか」の会議が始まります。

そして、その会議はだいたい負けます。

最初の24時間スケジュール

何からやればいいか分からない人向けに、今日の動きを決めておきます。

タイミングやること
今すぐ財布から余分な現金、キャッシュカード、クレジットカードを抜く
30分以内ギャンブル系アプリ、ブックマーク、会員カードを消す
今日の帰り道パチンコ屋、ATM、場外売場を通らないルートにする
行きたくなった理由と、借金・残金・返済日を書く
寝る前貸付自粛制度と相談先をブックマークする

完璧にやろうとしなくていいです。

今日、入口をひとつ潰せば前進です。

借金してまでやってしまう人は、借りられる入口も潰す

手元のお金がないのに、借りてまでギャンブルしてしまう人は、かなり危険な状態です。

僕に一番効果があった対策は、正直に言うと債務整理でした。

債務整理をしたことで借りられるお金がなくなり、打ちに行く頻度も、1回に使う金額もガクンと減りました。

これは「債務整理すればギャンブル依存が治る」という話ではありません。でも、借金してまで打ってしまう人にとって、借りられない状態を作ることはかなり強いブレーキになります。

日本貸金業協会には、本人の申告により貸付を自粛対象として登録する「貸付自粛制度」もあります。

参考:日本貸金業協会「貸付自粛制度」

借金がすでにきつい人は、こちらの記事も読んでください。

ギャンブルで作った借金は債務整理すべき?個人再生した僕が先に伝えたいこと

スリップしたら、翌日に戻ればいい

ギャンブルをやめようとしても、また行ってしまうことがあります。

ここで一番やってはいけないのは、「もう全部終わった」と考えることです。

1回行ってしまった。負けた。自分が嫌になった。そこから「どうせ俺は無理」となって、連日通う。

これが一番ダメージが大きいです。

スリップ翌日にやること

  1. いくら負けたか書く
  2. なぜ行ったか書く
  3. 使った入口をひとつ潰す
  4. 今日の財布からカードを抜く
  5. 禁ギャンブルを今日から再開する

スリップは痛いです。でも、そこで対策を一つ増やせば、次の再発率は下げられます。

僕も最近、2日で7万2000円を溶かして禁パチを再開しました。

2日で7万2000円溶けた。だから今日から禁パチを始める。

家族や恋人に打ち明けるのは必要。ただし、頼み方を決めてから話す

ここは大事です。ギャンブルをやめたいなら、家族や恋人に打ち明けることはかなり有効です。理由はシンプルで、一人で隠したまま戦うと、負けた日も、借りた日も、また行きたくなった日も、全部自分の頭の中だけで処理することになるからです。

ただし、最初の24時間でいきなり全部を完璧に話そうとしなくていいです。大事なのは、懺悔大会を開くことではありません。今日もう一回打ちに行かないために、信頼できる人を一人、現実側に置くことです。

打ち明けるなら、まずはこのくらいで十分です。

  • 「今日ギャンブルに行きたい衝動がある」
  • 「一人でいると行きそうだから、少しだけ連絡を取らせてほしい」
  • 「キャッシュカードやクレカを今日だけ預かってほしい」
  • 「怒られるのが怖いけど、隠してまた行く方がまずいと思って話している」

ポイントは、相手に「全部なんとかして」と渡さないことです。頼む内容は1つに絞ります。カードを預かってもらう。夜だけ電話する。店の近くを通らないように迎えに来てもらう。これくらい具体的な方が、相手も動きやすいです。

厚生労働省も、依存症は本人だけでなく家族も疲弊しやすく、周囲の人が正しい知識を持って治療や支援につなげることが回復への一歩になると説明しています。つまり、家族や恋人に話すのは「甘え」ではなく、再発を防ぐための仕組み作りです。

ただ、相手が強く責めるタイプだったり、話すことで身の危険や生活の危険があるなら、無理にその人へ最初に話さなくていいです。その場合は、家族より先に保健所・精神保健福祉センター・依存症相談拠点など、第三者の相談先につなぐ方が安全です。

僕なら、最初の一言はこうします。

「また行きそうで怖い。今日は一人でお金を持っていたくないから、カードを預かってほしい」

これで十分です。長い説明より、今日の行動を止める一言の方が強いです。

一人で抱えない。相談先を先に持つ

ギャンブルをやめたいのにやめられない状態は、一人で抱えるほど苦しくなります。

厚生労働省は、依存症やその関連問題についての相談先として、保健所、精神保健福祉センター、依存症相談拠点などを紹介しています。

参考:厚生労働省「依存症やその関連問題についてお困りの方へ」

消費者庁も、ギャンブル等依存症に関する情報や関係府省庁の相談先を案内しています。

参考:消費者庁「ギャンブル等依存症でお困りの皆様へ」

「相談するほどじゃない」と思う人ほど、ブックマークだけでもしておいてください。

本当に追い込まれたとき、人は相談先を探す気力すらなくなります。

よくある質問

ギャンブルをやめたいのにやめられないのは依存症ですか?

断定はできません。ただ、やめたいのに続けてしまう、借金や生活への支障が出ている、家族に嘘をつく、負けを取り返そうとして借りる、といった状態があるなら、依存症の相談先につながることを考えた方がいいです。

最初にやるべきことは何ですか?

現金とカードを遮断してください。決意より先に、行ける入口と借りられる入口を減らすことです。

ギャンブル欲が出たらどうすればいいですか?

行くか行かないかを考え始める前に、決めておいた代替行動をしてください。10分歩く、シャワーを浴びる、誰かに連絡する、借金残高を書くなど、考えなくてもできる行動が向いています。

家族や恋人には話した方がいいですか?

話せる相手がいるなら、話した方がいいです。ただし、最初から全部を説明しようとすると苦しくなるので、まずは「今日行かないために何を手伝ってほしいか」だけ伝えるのがおすすめです。カードを預ける、夜だけ電話する、給料日前だけ一緒に予定を入れるなど、頼み方を具体的にしましょう。

また行ってしまったら終わりですか?

終わりではありません。スリップ翌日に、負け額、行った理由、次に潰す入口を書いて、今日から再開してください。大事なのは、失敗したあとに対策を増やすことです。

まとめ:最初の24時間は、意志より仕組み

ギャンブルをやめたいと思ったその日にやることは、シンプルです。

今日やる3つのこと

  1. 現金・カード・アプリ・店への導線を遮断する
  2. 行きたくなる理由を言葉にする
  3. 欲が出た瞬間の代わりの行動を決める

ギャンブルをやめることは、強くなることではありません。

賢く、自分が負けやすい場面を避けることです。

もし今日、「やめたい」と思えているなら、それはもうスタートラインに立っている証拠です。

完璧じゃなくていい。

まずは財布からカードを抜くところから始めましょう。