むげんです。
長くブログを放置していた時期がありました。理由を端的に言うと、ギャンブルとFXトレードの負けが積み重なって、借金が1100万円まで膨らんだからです。
返済の見通しが立たなくなり、2021年8月に弁護士へ相談しました。そして、2022年9月から個人再生をすることになりました。
結果だけ先に書くと、僕の場合は1100万円あった借金が480万円まで減りました。
ただし、これは「誰でも1100万円が480万円になる」という話ではありません。個人再生には条件がありますし、持っている財産や収入、借金の内容によって返済額は変わります。僕の場合も、本来の最低弁済額だけで見るともっと少なくできる可能性がありましたが、家以外の資産があったため、480万円までしか下がりませんでした。
この記事では、僕が個人再生に至った経緯、1100万円が480万円になった理由、会社にバレる不安、相談前にやるべきことを書きます。
法律の最終判断は個別事情で変わります。この記事は僕の体験談であり、具体的な判断は弁護士・司法書士などの専門家に相談してください。
先に結論
- ギャンブルやFXで作った借金でも、個人再生を検討できる場合がある
- 僕は1100万円の借金が480万円になった
- 返済額は「借金額」だけでなく「持っている財産」にも左右される
- 会社に絶対バレないとは言えないが、バレにくく進められる場合はある
- 現金化や追加借入で粘るより、早めに相談した方が傷は浅くなる
僕が個人再生をするまでの流れ
最初から「個人再生しよう」と思っていたわけではありません。
むしろ、かなり長い間、自分でなんとかしようとしていました。ギャンブルで負けても、FXで失敗しても、「次で取り返せる」「給料が入ればなんとかなる」「ボーナスで埋められる」と考えていました。
でも、現実は逆でした。
負けを取り返そうとしてさらに負ける。支払いが苦しくなって借りる。借りたお金でまた勝負する。返済のために別の借入を考える。そうやって、気づいた時には借金が1100万円になっていました。
ここまで来ると、毎月の返済額だけで生活が圧迫されます。家計を見直すとか、節約するとか、そういうレベルではなくなっていました。
そこで、2021年8月に弁護士へ相談しました。
相談する前はめちゃくちゃ怖かったです。怒られるんじゃないか。ギャンブルで作った借金なんて相手にされないんじゃないか。会社や家族に全部バレるんじゃないか。そういう不安がありました。
でも、相談して初めて「自力で返せないものを、無理に自力で返そうとしていた」ことに気づきました。
個人再生とは何か。ざっくり言うと返済を組み直す手続き
個人再生は、裁判所を通じて借金を整理し、減額された金額を原則3年程度で返済していく手続きです。
裁判所の説明では、個人再生手続には小規模個人再生手続と給与所得者等再生手続があり、将来にわたって継続的な収入を得る見込みがあること、住宅ローンなどを除いた借金総額が5000万円以下であることなどが要件として挙げられています。
参考:裁判所「破産・再生事件」
自己破産と違い、借金が全部なくなる手続きではありません。任意整理と違い、裁判所を使う手続きです。
僕の感覚で言うと、個人再生は「もう通常返済では詰んでいるけど、一定額なら返して生活を立て直せる人向け」の手続きです。
1100万円の借金が480万円になった理由
僕の場合、借金は約1100万円ありました。
個人再生では、借金額に応じて最低限返済しなければいけない金額の目安があります。たとえば、借金額が大きい場合は、総額の一定割合を返す形になります。
僕のケースでは、本来であれば220万円くらいまで減らせる可能性がありました。1100万円の5分の1です。
でも、実際には480万円までしか減りませんでした。
理由は、家以外の資産が480万円分あったからです。
個人再生では、「もし自己破産した場合に債権者へ配当されるはずの財産価値」よりも少ない金額で済ませることは基本的にできません。ざっくり言うと、持っている財産が多い人は、その分だけ返済額も上がりやすいです。
これを知らないと、「ネットで見たら5分の1になるって書いてあったのに話が違う」となります。
個人再生は魔法ではありません。借金額だけでなく、収入、家計、資産、住宅ローン、車、保険、退職金見込額なども見られます。だからこそ、ネットの一般論だけで判断しない方がいいです。
ギャンブルやFXの借金でも個人再生できるのか
ここは気になる人が多いと思います。
僕の借金の原因は、ギャンブルとFXトレードでした。胸を張れる理由ではありません。むしろ、かなり恥ずかしいです。
それでも、僕は個人再生をすることになりました。
もちろん、ギャンブルや浪費が原因だから何も問題ない、という話ではありません。手続きの中で家計や収入、返済可能性は見られますし、生活を立て直す意思も必要です。
ただ、「ギャンブルで作った借金だから債務整理は無理」と決めつける必要はないです。
むしろ、ギャンブルで借金が膨らんでいる人ほど、早めに専門家へ相談した方がいいです。なぜなら、返済不安がある状態でギャンブルを続けると、ほぼ確実に悪化するからです。
このあたりは、別の記事でも詳しく書いています。
ギャンブルで作った借金は債務整理すべき?個人再生した僕が先に伝えたいこと
個人再生をして一番変わったこと
一番大きかったのは、お金を借りられなくなったことです。
これはデメリットでもあります。信用情報に影響しますし、クレジットカードやローンは使いにくくなります。普通に生活していても不便な場面はあります。
でも、僕にとってはこれがかなり効きました。
お金を借りられなくなったことで、パチンコに行く頻度も、一回に使う額もガクンと減りました。借りられる状態のままだと、「あと1万円だけ」「給料日に返せばいい」と考えてしまいます。
個人再生は、借金を整理する手続きであると同時に、僕にとってはギャンブルへ戻る導線を潰す手続きでもありました。
もちろん、個人再生しただけで依存が治るわけではありません。お金を借りられなくなっても、行きたくなる気持ちは残ります。だから、禁パチ対策も同時に必要です。
パチンコを本気で辞めたい人へ。今日からできる7つの禁パチ対策
会社にバレずに個人再生できるのか
元記事でも「会社にバレずにやることも可能」と書きました。
ここは少し丁寧に書き直します。
個人再生は、会社に必ず通知が行く手続きではありません。なので、会社に知られずに進められる場合はあります。
ただし、「絶対にバレない」とは言えません。
たとえば、会社から借入がある、給料差押えが絡んでいる、退職金見込額の資料が必要になる、家計や収入資料の準備で不自然な動きが出る、というケースでは注意が必要です。
僕の場合も、相談前は会社バレがかなり怖かったです。でも、ここは自分で判断するより、最初に弁護士へ正直に伝えた方がいいです。
「会社にバレたくない」という不安は、恥ずかしいことではありません。現実的に仕事を失うと返済計画にも影響します。だからこそ、隠したまま進めるのではなく、専門家に最初から相談した方が安全です。
家や車、資産がある人は早めに相談した方がいい
個人再生は、家や資産がある人ほど判断が難しくなります。
僕の場合も、家以外の資産が480万円あったことで、返済額が480万円になりました。つまり、資産が返済額に影響しました。
住宅ローンがある場合は、住宅資金特別条項を使って住宅を残せる可能性があります。ただし、条件があります。車や保険、退職金見込額なども含めて、どの財産がどう扱われるかはケースによります。
だから、家や車を守りたい人ほど、ネットの情報だけで判断しない方がいいです。
「家を残せるらしい」「車は大丈夫らしい」という雑な理解で動くと危ないです。自分の財産状況を整理して、弁護士に見てもらうのが一番早いです。
相談前にやっておくといいこと
借金の相談は、勢いで行っても大丈夫です。完璧な資料がなくても、まず相談する価値はあります。
ただ、できるなら次の情報をまとめておくと話が早いです。
- 借入先の一覧
- それぞれの残高
- 毎月の返済額
- 収入と手取り
- 家賃・住宅ローン・生活費
- 車、保険、預金、退職金見込額などの資産
- ギャンブルやFXに使った金額のざっくりした経緯
最初は見るのが本当にしんどいです。僕も数字を見るのが嫌でした。
でも、数字を見ないまま放置すると、もっと苦しくなります。借金は、見ないことで消えるものではありません。
個人再生をするかどうかは、相談してから考えればいいです。まずは、自分がどのくらい詰んでいるのかを外に出すことが大事です。
現金化や追加借入で粘る前に相談した方がいい
返済が苦しくなると、人は抜け道を探します。
クレジットカード現金化、キャッシング、リボ払い、別のカード、家族に内緒の借入。僕も、かなり危ない方向へ考えたことがあります。
でも、これは解決ではありません。返済日を先送りしているだけです。
特にクレジットカード現金化は危険です。手元に現金が入ったように見えても、カード請求は残ります。むしろ返済が重くなります。
クレジットカード現金化はやめとけ。ギャンブル借金を増やした僕が後悔した理由
個人再生の相談に行くのは怖いです。でも、現金化や追加借入で粘った後に相談する方が、もっと怖くなります。
傷が浅いうちに相談する。これは本当に大事です。
よくある質問
ギャンブルで作った借金でも個人再生できますか?
できる場合があります。僕の借金もギャンブルとFXが原因でした。ただし、収入、家計、借金額、資産、返済可能性などで判断が変わるので、専門家への相談が必要です。
個人再生をしたら借金は全部なくなりますか?
なくなりません。個人再生は、裁判所を通じて返済額を圧縮し、原則3年程度で返していく手続きです。借金がゼロになる自己破産とは違います。
会社にバレますか?
会社に必ず通知されるわけではありません。ただし、会社から借入がある場合や、給料差押え、退職金資料などが関係する場合は注意が必要です。「絶対バレない」とは言えないので、相談時に最初から伝えた方がいいです。
家は残せますか?
住宅ローンがある場合、条件を満たせば住宅を残しながら進められる可能性があります。ただし、条件や財産状況によるので、自分のケースで判断してもらう必要があります。
個人再生するとクレジットカードは使えなくなりますか?
信用情報に影響するため、一定期間はクレジットカードやローンが使いにくくなります。これは大きなデメリットです。ただ、借りられなくなることがギャンブル対策として効く場合もあります。
まとめ:個人再生は終わりではなく、立て直しの始まりだった
僕は、ギャンブルとFXで借金を1100万円まで増やしました。
返済の見通しが立たなくなり、弁護士に相談し、個人再生をすることになりました。結果として、借金は480万円まで減りました。
もちろん、個人再生にはデメリットがあります。信用情報に傷がつく。カードが使えない。資料集めが大変。家計を見直さなければいけない。楽な道ではありません。
それでも僕にとっては、個人再生は終わりではなく、生活を立て直すための始まりでした。
もし今、借金で苦しんでいるなら、現金化や追加借入で粘る前に、一度専門家に相談してください。
相談したからといって、必ず個人再生になるわけではありません。任意整理、自己破産、家計改善、いろいろな選択肢があります。
でも、一人で抱えたままギャンブルや借入で返そうとすると、かなりの確率で悪化します。
僕はもっと早く相談すればよかったと思っています。
だから、同じように借金で苦しんでいる人には言いたいです。まだ間に合ううちに、外に出しましょう。借金の数字を、誰かに見せましょう。そこからやっと、立て直しが始まります。


