2019年4月15日、僕は禁パチ100日を達成しました。2019年1月5日から、パチンコ・パチスロを打たずに過ごした100日です。
当時は「ここまで来たらもう大丈夫かもしれない」と思っていました。でも、今振り返ると100日=克服ではありませんでした。その後、また打った日があります。最近もパチンコ屋の近くでラーメンを食べたあとに店へ入り、5,000円を使いました。
だからこの記事は、100日達成の成功自慢ではありません。100日で変わったこと、変わらなかったこと、なぜ当時は続けられたのかを、再発も経験した今の自分から正直に振り返る記事です。
禁パチ100日で僕に起きた変化
- お金:1日で何万円も使っていた状態から、お金を使わない日が普通になった
- 時間:仕事帰りや休日を、ブログなど別のことに使えるようになった
- 衝動:毎日のように打ちたい状態は弱まったが、音・店の近く・現金などの引き金は残った
- 続いた理由:「我慢」だけでなく、ブログという別の目的を毎日に置いた
- 今わかること:100日はゴールではない。再発しても、そこで取り返さずに止め直すことが大事
これから始める人は、いきなり100日を見なくて大丈夫です。まずは最初の24時間、次に30日間の記録へ進む方が現実的です。
禁パチ100日で変わったこと
パチンコで使う何万円が、普通のお金に戻った
打っていた頃は、1万円が短時間で消えても「今日は負けた」で済ませていました。生活の中で1万円を使う時は迷うのに、店では追加の1万円を入れられてしまう。金銭感覚がパチンコ用に切り替わっていました。
100日間打たない生活を続けると、パチンコで使うための現金を用意しない日が積み重なります。当時の僕は、1日何万円も浪費していた状態から、普段は1日1,000円も使わない感覚へ戻りつつありました。
大きく貯金できたというより、お金が一瞬で消えないことが普通になった。これが最初の変化でした。
仕事帰りと休日に、別の予定を置けるようになった
パチンコを打っている時は、空いた時間がそのままホールの時間になります。仕事が早く終わった日、予定がなくなった休日、家族と別行動になった時間。何も決めていないと、店へ向かっていました。
禁パチを始めた2019年1月5日から、僕はブログをできるだけ毎日更新すると決めました。記事を書く、数字を見る、次に書くことを考える。パチンコへ向いていた時間に、別の目的が入りました。
暇を我慢したのではなく、暇の行き先を変えたことが100日につながったと思います。
毎日打ちたい状態は、少しずつ弱くなった
禁パチを始めた直後は、店の前を通らなくてもパチンコのことを考えていました。でも打たない日が続くと、朝から晩までパチンコを考える状態は少しずつ減っていきました。
100日目の頃には、暇ができた瞬間に必ず打ちたいと思う状態ではなくなっていました。衝動が完全に消えたわけではありません。それでも、打たない一日を重ねれば、パチンコ以外のことを考える時間は増える。これは実感できました。
100日経っても変わらなかったこと
音・匂い・店の近くは、打ちたい気持ちを呼び戻す
当時の僕は、タバコの匂い、パチンコ台で使われる色や柄、確定音やボーナス中の曲などから、ホールにいた時の感覚を思い出していました。
- 店の前を通って音が聞こえる
- パチンコ・スロットの動画や新台情報を見る
- 好きな作品の台が出たと知る
- 予定がなくなり、一人の時間と現金が同時にできる
- 「少しだけなら」と考える
100日打たなかったからといって、こうした引き金が全部なくなるわけではありませんでした。自分の引き金を覚えて、近づかない仕組みを残す必要があります。
「今日は慎重に打てば大丈夫」という考えは残った
最近5,000円打った日も、最初から適当に座ったわけではありません。ジャグラーの合算を見る、甘デジの釘を見る、持っている5,000円で勝負できそうか考える。かなり慎重に選んでいるつもりでした。
でも、良い台がないと判断したあと、結局は好きな甘デジを打ち、残った1,000円でジャグラーを打ちました。慎重に考えているようで、最後は「打つ」という結論に戻っています。
台選びが慎重でも、店に入った時点で自分の負けやすい流れは始まっていた。その日の詳しい経緯は、パチンコ屋の近くでラーメンを食べたあとに5,000円打った体験談に書きました。
100日達成は、依存の問題が終わった証明ではなかった
消費者庁は、ギャンブル等依存症を、ギャンブルにのめり込んでコントロールできなくなり、日常生活や社会生活に支障が生じることがある精神疾患の一つと説明しています。また、適切な治療や支援により回復は十分可能で、小さな目標を設定しながらギャンブルをしない生活を続けることを案内しています。
厚生労働省も、回復途上で止め続けることに失敗した時は、そこから再び止め続けることが大切だと案内しています。
僕の体験でも、100日は大きな区切りでしたが、完治を証明する数字ではありませんでした。大切なのは連続日数を誇ることより、今日打たない仕組みを続けることだと思います。
参考:消費者庁「ギャンブル等依存症でお困りの皆様へ」、厚生労働省「依存症についてもっと知りたい方へ」
僕が当時100日続けられた理由
開始日を決め、毎日数えた
僕は2019年1月5日を禁パチ開始日にしました。「もう行かない」と曖昧に考えるのではなく、何日続いたかが分かる状態にしました。
100日を最初から見ていたわけではありません。1日、3日、1週間、1か月と、小さい区切りを越えた結果が100日でした。期間ごとにやることは、禁パチロードマップにまとめています。
パチンコ以外の目的を毎日に置いた
僕の場合はブログでした。ブログで収入を作りたいという目標を立て、記事を書く時間を増やしました。
自分で1円を生み出す難しさを知ると、「パチンコで何万円も減らすのはもったいない」と感じるようになりました。収益はすぐに増えませんでしたが、お金と時間の向き先は変わりました。
ブログでなくてもいいと思います。漫画、アニメ、運動、資格の勉強、家族との予定など、店へ行く時間とぶつかるものを先に置くことが大切です。
現金とパチンコ屋の両方から距離を取る
最近の再発で改めて分かったのは、意志だけでは足りないことです。その日は5,000円を持っていて、パチンコ屋の近くで食事をしました。現金と店がそろった結果、打ちたい気持ちに負けました。
持ち歩く現金を減らす、キャッシュカードを持たない、店の近くで食事をしない、帰宅ルートを変える。地味ですが、打てる状態を先に減らす禁パチ対策の方が、気合いより役に立ちます。
これから禁パチ100日を目指す人へ
100日だけを見ると長く感じます。僕も最初から「100日耐える」と考えていたら、しんどかったと思います。
- 今日:現金とカードを手元から離し、店へ行かない
- 最初の3日:仕事帰りと休日の予定を先に決める
- 30日まで:使わなかったお金、睡眠、体調、気分を記録する
- 100日まで:続いた理由と危なかった場面を見直し、仕組みを残す
30日間で記録する項目は、禁パチ30日でお金・時間・睡眠・生活満足度を記録する記事にまとめました。100日を根性で耐えるより、変化を見えるようにした方が続けやすいです。
もし途中で打ってしまったら
打った日をなかったことにはできません。でも、そこで「連続記録が切れたから全部終わり」と考える必要もありません。
- その日のうちに店を出る
- 負けを取り返そうとしない
- 手元の現金とカードを離す
- 店へ入るまでの行動をメモする
- 次の日ではなく、その瞬間から止め直す
僕も再発しました。だからこそ「もう無理」ではなく、何がそろった時に店へ入ったのかを見直しています。止め続けることに失敗したら、そこからまた始める。連続日数より、次の1万円を守る方が大事です。
一人では止められない、借金まで増えている人へ
依存の問題は意志の弱さだけで片づけず、保健所・精神保健福祉センター・専門医療機関などへ相談できます。借金が返せない状態なら、依存の相談と借金の相談を分けて持つ方法もあります。
この記事は僕個人の体験談であり、医療的な診断や治療の代わりになるものではありません。
まとめ|禁パチ100日はゴールではなく、生活が変わり始めた区切り
禁パチ100日で、お金の感覚、時間の使い方、毎日の衝動は確かに変わりました。ブログという別の目的を持てたことも、続いた大きな理由です。
一方で、音、店の近く、現金、「少しなら大丈夫」という考えは残りました。そして僕は100日達成後にも再発しました。
それでも、100日間が無意味だったとは思いません。打たない生活を実際に100日経験したから、パチンコがない時間とお金の感覚を知ることができました。
100日を目指す前に、まず今日を守る。打ってしまったら、もう一度今日から止め直す。僕もその繰り返しで進みます。


