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この記事は、漫画・アニメ『東京喰種トーキョーグール』をまだ見ていない人、久しぶりに見返したい人向けに、ネタバレをかなり抑えて書いています。
東京喰種も、かなり好きな作品です。
俺だけレベルアップな件もそうなんですが、僕は音楽がいいアニメに弱いです。
映像やストーリーだけでも十分に刺さるのに、そこに曲がハマると、作品の記憶が一気に体に残ります。
東京喰種はその代表みたいな作品だと思っています。
暗い。痛い。苦しい。だけど、かっこいい。
そして金木研という主人公の変化が、ただのダークファンタジーじゃなくて、人生で自分が壊れかけた時の感覚にかなり近いんですよね。
この記事で書くこと
- 東京喰種の世界観とあらすじをネタバレ少なめで紹介
- アニメ版はなぜ音楽が刺さるのか
- 漫画版の絵、黒さ、空気感の魅力
- 金木研の変化が大人になって読むと重い理由
- 借金や禁パチでしんどい時に重なる部分
ざっくりどんな話?ネタバレ少なめで世界観を説明
『東京喰種トーキョーグール』は、東京に人間を喰らう存在「喰種(グール)」が潜んでいる世界の話です。
喰種は見た目だけなら普通の人間とほとんど変わりません。
街で隣に座っている人、喫茶店にいる人、普通に生活しているように見える人。その中に、人間とは違う身体を持つ喰種が紛れています。
主人公の金木研は、読書好きの普通の大学生です。
けれど、ある出来事をきっかけに、人間でもあり喰種でもあるような存在になってしまいます。
ここから金木は、人間として生きたい気持ちと、喰種として生きなければならない現実の間で苦しむことになります。
要するに東京喰種は、怪物と戦う話でありながら、自分の中にある怪物みたいな部分と向き合う話でもあります。
ここが重いです。
単純な「敵を倒してすっきりする話」ではありません。
人間側にも事情がある。喰種側にも事情がある。どちらかだけが正しいと言い切れない世界で、金木がどこに立つのかを見ていく作品です。
参考:TVアニメ『東京喰種トーキョーグール』公式サイト|Story
参考:TVアニメ『東京喰種トーキョーグール』公式サイト|Glossary
アニメ版は、とにかく音楽が強い
東京喰種のアニメを語るなら、やっぱり音楽は外せません。
第1期のオープニングテーマは、TK from 凛として時雨さんの「unravel」です。
これはもう、アニメを見たことがない人でも曲だけ知っているレベルだと思います。
イントロでじわっと始まる曲ではなく、いきなりTKさんの歌声から入る。
あの始まり方だけで、一気に東京喰種の世界に引きずり込まれる感じがあります。
静かなのに鋭くて、そこから感情が壊れていく感じが、東京喰種という作品に合いすぎています。
僕はこういう、作品の痛みや孤独まで曲に入っているアニメに弱いです。
東京喰種は、曲を聴いただけで金木の表情や、作品全体の暗さが戻ってくるんですよね。
アニメの作画や演出にももちろん良いところがありますが、東京喰種は音楽があることで、記憶への残り方がかなり強くなっている作品だと思います。
第1期の「unravel」だけじゃなく、√Aの「無能」や、amazarashiの「季節は次々死んでいく」、:reの楽曲も含めて、全体的に音楽の湿度が高いです。
かっこいいのに、どこか苦しい。
この感じが東京喰種らしいです。
参考:TVアニメ『東京喰種トーキョーグール』公式サイト|第1期Music
参考:TVアニメ『東京喰種トーキョーグール』公式サイト|√A Music
参考:Sony Music|「unravel」OPテーマ決定情報
漫画版は、絵の黒さと表情が刺さる
漫画版の東京喰種もかなり良いです。
アニメは音楽と声と動きで刺してきますが、漫画は絵の黒さ、目、余白、表情で刺してきます。
石田スイ先生の絵は、ただ綺麗というより、どこか不安になります。
人物の表情が壊れそうだったり、静かなコマなのに妙に怖かったりする。
東京喰種は、派手なバトルだけじゃなくて、金木が自分の中で何かを飲み込んでいるような場面が強い作品です。
その内側の苦しさは、漫画の方がじっくり追いやすいと思います。
黒と白のコントラストも作品に合っています。
フルカラーの漫画とは違って、東京喰種は白黒だからこそ、暗さや痛みが残る感じがあります。
絵がかっこいいから、フィギュアも映える
東京喰種は、キャラの絵が強い作品です。
金木研もそうですが、表情、髪型、服、ポーズ、マスクや武器の雰囲気まで含めて、ビジュアルで記憶に残ります。
だからフィギュアも映えます。
ただ立っているだけでも、東京喰種のキャラは影がある。部屋に置いた時に、明るいフィギュアというより、ちょっと暗くてかっこいい雰囲気が出るタイプです。
特に覚醒後の金木みたいなビジュアルは、白黒のコントラストや表情の強さがあるので、フィギュアやグッズでもかなり見栄えします。
フィギュアやグッズも見たい人へ
東京喰種はビジュアルが強いので、フィギュアやグッズも相性がいいです。価格や在庫は変わるので、気になる人は最新状況を確認してください。
アニメを見るなら、まず配信状況を確認する
東京喰種は配信サービスで見られることもありますが、配信状況は時期によって変わります。
なので「このサービスなら絶対に見放題」と決め打ちするより、登録前に各サービス内で作品名を検索するのが安全です。
僕ならまずAmazon Prime Videoで探します。
普段からAmazonを使っている人なら入り口として分かりやすいし、Prime Video以外のPrime特典も使えるので、生活の中で無駄になりにくいからです。
アニメで見るなら
東京喰種のアニメを見たい人は、まずPrime Videoで配信状況を確認してみるのが無難です。無料体験や見放題対象は変わるので、登録前に画面上の条件を確認してください。
金木研が刺さるのは、強くなる話というより壊れていく話だから
東京喰種の主人公・金木研は、最初から強い主人公ではありません。
普通に本が好きで、普通に生活していた大学生です。
でも、ある日を境に、自分の体も、食べられるものも、見える世界も変わってしまう。
ここが怖いです。
俺だけレベルアップな件の水篠旬は、弱いところから強くなっていく気持ちよさがあります。
一方で金木研は、強くなるというより、壊れながら変わっていく感じがあります。
この変化は爽快というより痛いです。
でも、大人になって見ると、この痛さが分かる気がします。
人は本当に追い込まれると、前の自分のままではいられなくなることがあります。
借金でも、ギャンブルでも、仕事でも、人間関係でも、何かが限界を超えると「昔の自分には戻れない」と感じる瞬間があります。
金木研は、その感覚をかなり極端な形で見せてくる主人公だと思います。
ここから少しネタバレ:一番好きなシーン
ここからは少しだけネタバレがあります。
僕が東京喰種で一番好きなのは、ヤモリに監禁されて痛めつけられ続けた金木研が、そこから解放されてヤモリを倒すシーンです。
あそこは、ただ敵を倒すから好きというより、金木が完全に変わった瞬間として好きです。
それまでの金木は、人間としての優しさや弱さを抱えたまま、喰種の世界に放り込まれていました。
でも、ヤモリとの一連の流れを経て、金木の中で何かが切れる。
髪の毛も黒から白に変わっていて、ビジュアルとしても一気に別人みたいになります。
あの時の金木は、めちゃくちゃかっこいいです。
でも同時に、ただの覚醒シーンとして見られない怖さもあります。
強くなったというより、壊れた結果として変わってしまった感じがあるからです。
だからこそ記憶に残ります。
東京喰種の魅力は、こういう「かっこいい」と「痛い」が同時に来るところだと思っています。
パチンコ・スロット版はあるけど、打たないでください
東京喰種も、パチンコやスロットになっています。
作品が好きだと、ホールで見かけた時に気になる気持ちは分かります。
好きなシーン、好きな曲、好きなビジュアルが演出で出ると、どうしても見たくなる。
でも、このブログでは逆に言います。
東京喰種が好きなら、パチンコ・スロットではなく漫画やアニメで見てください。
金木研のかっこよさを見るために、財布まで痛めつける必要はありません。
:reの面白さは、立場がひっくり返るところ
詳しく書くとネタバレになるのでかなり抑えますが、東京喰種は『東京喰種:re』に入ってからの構図もかなり面白いです。
それまで喰種側の視点で見ていたものが、今度は「ハト」と呼ばれる側の世界にも近づいていく。
ここで言うハトは、公式用語でいうとCCG、つまり喰種対策局の喰種捜査官たちのことです。
CCGの喰種捜査官は鳩を模した徽章を身につけていて、喰種たちの間では「白鳩(ハト)」と呼ばれています。
この立場の反転がめちゃくちゃ面白いです。
記憶や立場が変わることで、同じ世界なのに見え方が変わる。
敵だと思っていた側にも生活があり、正義のように見える側にも痛みや歪みがある。
東京喰種は、人間と喰種のどちらが正しいかを簡単に決めさせてくれません。
:reはその面白さがさらに強くなるので、無印を読んで刺さった人は、続けて読む価値がかなりあります。
参考:TVアニメ『東京喰種トーキョーグール』公式サイト|用語集
ギャンブルで負けた時の自分にも、少し重なる
東京喰種の設定を、現実の借金やギャンブルと同じだと言いたいわけではありません。
でも、金木が抱える「自分の中に、自分でも扱えない欲求がある感じ」は、ギャンブルで負け続けていた時の自分に少し重なります。
行きたくないのに行く。
やめたいのに、また行く。
もう借りたくないのに、また借りる。
頭では分かっているのに、体がそっちに持っていかれる。
そういう時、自分の中に別の生き物がいるみたいに感じることがあります。
東京喰種は、その「自分が自分じゃなくなる怖さ」をダークファンタジーとして見せてくる作品です。
だから暗いのに、目をそらせない。
「居場所がない」感じがしんどい人にも刺さる
金木研は、人間でもあり、喰種でもあるような存在です。
つまり、どちらの世界にも完全には戻れません。
この「居場所がない感じ」が、東京喰種のしんどさだと思います。
借金を抱えている時も、似たような感覚になることがあります。
普通の顔をして仕事に行く。でも頭の中では返済日や残高のことを考えている。
友達と話していても、どこか自分だけ違う場所にいる気がする。
家族に言えない。職場にも言えない。Xでは少し言えるけど、現実では隠している。
そういう時、人は自分の居場所を見失いやすいです。
東京喰種は、そういう「普通に混ざっているようで、全然混ざれていない感じ」がうまい作品です。
東京喰種を見る時の注意点
東京喰種は、かなり暗い作品です。
暴力的な描写や、精神的にきつい場面もあります。
だから、今かなりメンタルが落ちている人は、無理に一気見しなくていいと思います。
刺さる作品は、時々刺さりすぎます。
1話見てしんどくなったら止める。漫画も一気読みせず、少しずつ読む。
暗い作品を楽しむ時は、自分の状態も見ながらでいいです。
まとめ:東京喰種は、壊れた自分と向き合う作品
東京喰種は、ただのグロい作品でも、ただのバトル漫画でもありません。
人間と喰種。普通と異常。守りたいものと、自分の中の欲求。
その間で金木研が揺れて、壊れて、変わっていく話です。
そしてそこに音楽が乗るから、記憶に残ります。
僕は、こういう音楽がいいアニメがかなり好きです。
曲を聴くだけで、その作品の痛みやかっこよさが戻ってくる。
東京喰種はまさにそれです。
強くなる話というより、壊れた自分をどう抱えて生きるかの話。
そういう目線で見ると、東京喰種は大人になってからの方が刺さる作品だと思います。

