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『ワンパンマン』は、強くなりすぎて、ほとんどの敵を一撃で倒してしまうヒーロー・サイタマの物語です。
普通のバトル漫画なら「主人公は勝てるのか」が見どころになります。
ところがワンパンマンでは、サイタマが出てくればだいたい勝負は終わります。それなのに面白い。
むしろ、主人公が強すぎて勝敗が成立しないところから、この作品にしかない面白さが始まります。
僕はONEさんの原作Web漫画から入り、その後アニメを観て、村田雄介さん作画の漫画版も読みました。漫画版は全巻持っています。
もともと『アイシールド21』も好きだったので、作画担当が同じ村田雄介さんだと知った時点でかなり惹かれました。『アイシールド21』についても、いつか単独で書きたいです。
ONEさんの話が面白く、そこへ村田さんの圧倒的な作画が乗る。さらにアニメでは、その戦闘が動く。入口が変わるたびに、違う良さを味わえた作品です。
TVアニメ『ワンパンマン』公式の第3期PVです。ヒーロー協会と怪人協会の戦い、ガロウ、サイタマたちの映像を確認できます。
この記事で紹介すること
- 強すぎる主人公が、なぜ面白いのか
- サイタマの退屈と、普通すぎる日常
- ビジュアルも生き方も好きなフブキ
- ハートは一番強いと思う無免ライダー
- 原作Web漫画からアニメ、村田雄介さん作画の漫画版へ入った話
- バトルの熱さを壊さない、程よいギャグ
- 漫画37巻とアニメ第3期の現在
- Amazon・楽天で漫画を揃える方法
- パチンコ・スマスロ化作品としての注意
ワンパンマンはどんな話?最強になった後から始まるヒーロー物語
怪人が現れ、ヒーローたちが人々を守る世界。
主人公のサイタマは、就職活動中に怪人と出会ったことをきっかけに、趣味でヒーローを始めます。
厳しいトレーニングを続けた結果、サイタマはどんな敵でも一撃で倒せるほど強くなりました。
ここまで聞くと、何でも簡単に解決できる理想の能力に思えます。
しかしサイタマは、強くなりすぎたことで戦いの緊張感を失っています。命を懸けるような相手も、自分を高めてくれる相手もいない。
最強になるまでの話ではなく、最強になってしまった人間が、失った手応えを探す話。
この逆転した設定が、ワンパンマンの大きな魅力です。
僕はONEさんの原作Web漫画から入った
僕が最初に読んだのは、ONEさんが描く原作Web漫画でした。
飾らない絵だからこそ、サイタマの気の抜けた顔、思いがけない間、いきなり一撃で終わる展開がそのまま笑いになります。まず物語と発想の面白さに引き込まれました。
そこからアニメを観て、村田雄介さん作画の漫画版も読みました。同じ物語でも、Web漫画、漫画版、アニメで見え方が変わります。
ワンパンマンは、話そのものが面白い。そのうえで漫画版の作画が良く、アニメでは戦闘が動く。どこから入っても、ほかの形でもう一度楽しみたくなります。
強すぎるのに面白い理由
サイタマが戦えば勝つ。読者もそれを分かっています。
それでも物語が成立するのは、面白さの中心が「勝つか負けるか」だけではないからです。
サイタマが来るまで、ほかのヒーローは本気で戦っている
サイタマにとっては一撃で終わる敵でも、ほかのヒーローにとっては命を懸ける相手です。
誰かが時間を稼ぎ、負けても立ち上がり、市民を守り、次のヒーローへ希望をつなぎます。
サイタマが最後に全部持っていくからこそ、その前に必死で戦った人たちの覚悟が見えます。
圧倒的な決着が、長い緊張を一気に解放する
怪人の恐ろしさや絶望感を十分に積み上げた後で、サイタマの一撃が来る。
勝つことは分かっていても、いつ来るのか、どんな形で終わらせるのかを待つ面白さがあります。
積み上がった緊張が、一発で吹き飛ぶ。その爽快感が気持ちいいです。
一番強いのに、評価は思い通りにならない
サイタマは圧倒的に強いのに、周囲からその実力を正しく評価されないことがあります。
功績がほかのヒーローのものになったり、見た目やヒーローランクで判断されたりする。
強さと社会的な評価が一致しないことで、戦闘以外のすれ違いと笑いが生まれます。
サイタマの普通すぎる日常が面白い
サイタマは最強ですが、日常では驚くほど普通です。
スーパーの特売を気にして、家計を考え、部屋でくつろぎ、細かいことに落ち込みます。
街を壊せるような怪人を前にしても平然としているのに、買い物の時間には焦る。
世界最強の力と、生活感のある悩みの差がワンパンマンのギャグを作っています。
しかも、サイタマは自分の強さを見せびらかしません。
名声やお金が一切いらないわけではありませんが、誰かを助ける場面では損得より先に身体が動きます。
派手な言葉で正義を語るより、必要な時に一撃で終わらせ、何事もなかったように帰っていく。
この力の抜けた格好よさも、サイタマらしさです。
ジェノスとの温度差がちょうどいい
サイタマを師匠と慕うサイボーグ・ジェノスは、真面目で熱く、向上心の強いキャラクターです。
サイタマの何気ない言葉を重要な教えとして受け止め、すぐにメモを取り、強くなる方法を分析します。
一方のサイタマは、そこまで深く考えていないことも多い。
何でも真剣に受け止めるジェノスと、力の抜けたサイタマ。この二人の温度差が会話を面白くし、師弟として一緒に暮らすうちに生まれる関係も見どころです。
バトル漫画だけど、程よいギャグがずっと面白い
ワンパンマンは本気のバトル漫画ですが、重くなりすぎる前にギャグが入ります。
命懸けの戦闘をしていた直後にサイタマが生活感のあることを気にしたり、ジェノスが何気ない言葉を真剣に受け止めたり、キングが周囲の勘違いに巻き込まれたりする。
ただふざけるのではなく、シリアスな場面との落差で笑わせるので、バトルの格好よさも壊れません。
熱い戦いを読みたい時も、気軽に笑いたい時も受け止めてくれる。この配分がいつも面白いです。
主役以外にも、格好いいヒーローが多い
ワンパンマンには、ヒーロー協会のランクがあります。ヒーローはC級、B級、A級、S級に分けられ、上へ行くほど社会的な評価も高くなります。
ただし、ランクと本当の強さ、人としての格好よさは必ずしも同じではありません。
ビジュアルなら圧倒的にフブキ。いざという時は格好いいリーダー
好きなキャラをビジュアルで選ぶなら、僕は圧倒的にフブキです。
髪型、服装、落ち着いた雰囲気、そしてスタイルまで好みすぎます。村田さんの画力で描かれるフブキは、立っているだけでも絵になります。
もちろん、好きな理由は見た目だけではありません。
普段はB級1位としてフブキ組を率い、自分たちの立場を守るために少しセコセコ動いているところもあります。最初は、集団で相手を囲むやり方が格好よく見えないかもしれません。
それでも、本当に危ない時には部下を思い、自分も逃げずに踏ん張ります。作中の最強格ではなくても、いざという時のガッツがある。
強さだけで人を引っ張るのではなく、仲間を背負って前に出る。フブキは格好いいリーダーです。
真面目に一番格好いいヒーローは、無免ライダー
真面目に「一番格好いいヒーローは誰か」と考えると、僕は無免ライダーを選びます。
戦闘能力だけを比べれば、無免ライダーはめちゃくちゃ弱いです。それでも、ハートは一番強い。
勝てないと分かっている相手にも、目の前で助けを求める人がいれば逃げずに立ちます。倒されても立ち上がり、誰かが来るまで時間を稼ごうとする。
サイタマも無免ライダーの行動をちゃんと見ています。二人のやり取りからは、サイタマが彼を一人のヒーローとして認めていることが伝わります。
敵を倒せるかではなく、怖くても人の前に立てるか。無免ライダーは、僕にとって一番格好いいヒーローです。
キング
周囲から最強だと思われていますが、本人が抱えているものはイメージと大きく違います。
サイタマとはゲームを通じて付き合うようになり、最強の男に対して普通の友達として接する貴重な存在になります。
タツマキ
フブキの姉・タツマキは、圧倒的な超能力を持つS級ヒーローです。一人で戦えるタツマキと、仲間を集めて動くフブキでは、強さとの向き合い方が大きく違います。
強い人間が一人で抱え込むこと、姉と比べられる側が集団の中で自分の価値を探すこと。姉妹を通して、戦闘能力だけでは測れない弱さも描かれます。
ガロウ
ヒーロー側だけではなく、敵として立ちはだかるガロウにも、自分なりの考えと譲れないものがあります。
単純な悪役では終わらず、強さを求める理由や、ヒーローと怪人の境界を揺らしていくところが面白いです。
ONEさんの発想と、村田雄介さんの作画が合わさった漫画
漫画版『ワンパンマン』は、ONEさんの原作を、村田雄介さんが作画しています。
村田さんは『アイシールド21』でも作画を担当した漫画家です。僕は『アイシールド21』も好きだったので、この名前を知った時点で期待しました。
「どんな敵も一撃で倒す主人公」という発想だけでも面白いのですが、そこに村田さんの圧倒的な画力が加わります。
高速でぶつかる拳、飛び散る瓦礫、巨大な怪人、街全体を使うような戦闘。静止画なのに、次の一瞬まで見えるようなページがあります。
大きな見開きで戦いの規模を見せた直後に、サイタマの力が抜けた表情で笑わせる。
本気のアクションとギャグの落差を、絵だけでも成立させられるところが漫画版の魅力です。
戦闘以外でも、ヒーローや怪人のデザインが細かく、フィギュアで飾りたくなるキャラクターが多い作品です。
アニメは戦闘の速さと作画が気持ちいい
アニメでは、村田さんの絵に動き、音、声が加わります。
サイタマの気の抜けた日常と、本気の戦闘へ切り替わる瞬間。ジェノスの機械的な攻撃。怪人の巨大さ。漫画とは違う勢いがあります。
正直に言うと、主題歌は作品の内容ほど強く印象に残っておらず、曲名までは覚えていませんでした。改めて調べると、歴代オープニングはJAM Projectが担当しています。
- 第1期:JAM Project「THE HERO !! ~怒れる拳に火をつけろ~」
- 第2期:JAM Project「静寂のアポストル」
- 第3期:JAM Project feat.BABYMETAL「Get No Satisfied !」
第1期のオープニングは、JAM Projectの「THE HERO !! ~怒れる拳に火をつけろ~」です。
JAM Project公式の「THE HERO !! ~怒れる拳に火をつけろ~」です。最初から最後までヒーロー物らしい熱量があります。
改めて聴くと、どの曲もヒーロー物らしい熱量があります。第3期はBABYMETALが加わり、これまでとは違う重さと勢いも感じられます。
アニメ第3期の第2クールは2027年放送予定
テレビアニメは、第1期が2015年、第2期が2019年に放送されました。
第3期の第1クールは2025年に放送され、公式サイトでは第3期第2クールを2027年に放送予定と案内しています。
漫画を先に読めば物語の続きを自分のペースで追えます。戦闘の動きと音楽を重視するなら、アニメから入るのもおすすめです。
漫画は現在37巻まで発売中
2026年8月1日時点で、コミックスは37巻まで発売中です。37巻の紙版は2026年7月3日に発売されました。
僕は漫画版を全巻持っています。ONEさんの話の面白さに、村田さんの圧倒的な作画が加わるので、何度もページを開きたくなる作品です。
長く読める作品なので、禁パチ中にできた時間を渡す漫画としても向いています。
楽天では、表紙画像を確認しながら1〜37巻の新品セットを選べます。
全巻セットは販売元によって新品・中古、巻数、価格が異なります。購入前に商品ページを確認してください。
ワンパンマンはパチンコ・スマスロ化されているので注意
作品は楽しんでも、パチンコ・スマスロは打たないでください。
ワンパンマンは遊技台化済みです。アニメや漫画を見て台が気になっても、機種名、演出動画、設置店を検索しないことをおすすめします。
ニューギンの公式製品情報では、2022年のパチンコをはじめ、ライトタイプ、2024年のスマスロ、2026年の新しいパチンコなど、複数のワンパンマン遊技台が確認できます。
この記事では、遊技台のスペックや勝ち方、演出の期待度は紹介しません。
サイタマの一撃は漫画とアニメで楽しむ。ホールには取りに行かない。
パチンコに行きたくなった時は、台の動画ではなく公式アニメPVを観る、漫画の続きを読む、別の作品へ移る方が安全です。
まとめ:ワンパンで終わるからこそ、その前にいる人たちが見える
ワンパンマンは、最強の主人公が敵を倒すだけの漫画ではありません。
僕はONEさんの原作Web漫画から入り、アニメと村田雄介さん作画の漫画版へ進み、漫画版は全巻集めました。話の面白さ、圧倒的な作画、動く戦闘、そして程よいギャグ。読む形が変わっても、それぞれに楽しさがあります。
強くなりすぎて刺激を失ったサイタマ。強さを求め続けるジェノス。部下思いでガッツのあるフブキ。勝てなくても前へ出る無免ライダー。最強だと誤解され続けるキング。自分なりの正しさを抱えるヒーローと怪人たち。
サイタマが最後に一撃で終わらせると分かっているからこそ、その前に立ち続けた人の勇気が見えます。
本気の作画で絶望的な戦いを描き、最後は圧倒的な一撃と日常の笑いへ戻る。その落差がワンパンマンの面白さです。
参考:となりのヤングジャンプ『ワンパンマン』、集英社『ワンパンマン』37巻、TVアニメ『ワンパンマン』公式サイト、第1期オープニング情報、第2期オープニング情報、第3期オープニング情報、第3期本PV第3弾、ニューギン公式製品情報。情報は2026年8月1日時点です。

