ギャンブル依存症でスリップしても、そこで終わりではありません。大事なのは取り返そうとせず、次の負けを止めることです。
むげんです。
スリップしました。
しかも、軽いスリップではありません。昨年の11月から1月末までに、369,850円負けました。
3.7万円ではなく、37万円です。借金返済中の身でありながら、40万円近いお金をパチンコに使ってしまいました。最近好調だったFXの利益も大きく減らしました。
正直、かなり恥ずかしいです。でも、この記事は「反省しました」で終わるために書いていません。ギャンブル依存症でスリップした時に、そこからどう立て直すかを整理するために書きます。
先に結論
スリップした時に一番危ないのは、「もう終わった」と投げやりになることです。大事なのは、負けを取り返すことではなく、次の負けを止めること。今日からやめ直すために、原因・お金・行動をすぐに切り分けます。
ギャンブル依存症でスリップした時に最初に止めること
スリップすると、自分が全部ダメになったような気がします。
「やっぱり自分は変われない」
「禁パチなんて無理だった」
「ここまで負けたなら、もう一回勝って戻すしかない」
この考え方になった時が一番危ないです。スリップそのものより、スリップ後に投げやりになって追加で打つ方がダメージが大きくなります。
スリップは、意思が完全に終わった証拠ではありません。今の仕組みではまだ戻りやすい場所が残っている、という警報です。
僕がスリップした時に起きていたこと
今回のスリップで一番まずかったのは、負けた金額だけではありません。
- 借金返済中なのに打った
- FXの利益があるから大丈夫だと思った
- 一度打った後に、しばらくズルズル続いた
- 負けを現実として見ないようにした
- 「次で戻せる」と考えた
これ、ギャンブル依存症の典型的な流れだと思います。最初の一回で止まらず、負けた分を取り返そうとして、さらに負ける。気づいた時には、生活費や返済計画まで崩れています。
僕の場合も、スリップした瞬間より、その後に止めきれなかったことが問題でした。
スリップ直後にやってはいけないこと
スリップ直後は、判断力がかなり落ちています。だから、まず「やること」より先に「やらないこと」を決めた方がいいです。
1. 取り返そうとしない
負けた直後に「取り返す」は、ほぼ危険信号です。勝つためではなく、負けた事実を消すために打とうとしているからです。
この状態で打つと、勝っても満足できません。少し戻ったら「あと少し」となり、負けたら「ここでやめられない」となります。
2. ATMに行かない
スリップ直後に一番止めたい行動は、ATMへ行くことです。現金が増えた瞬間に、もう一回打つ理由ができます。
財布に残すお金は最低限でいいです。カードも抜けるなら抜く。スマホ決済も使いすぎるなら制限する。気合いではなく、物理的に打てない状態を作ります。
3. 借金で埋めようとしない
消費者金融、クレカ現金化、友人や家族から借りること。これをスリップ後にやると、問題が一段深くなります。
ギャンブルで作った穴を、借金で一時的に隠しても、根っこは変わりません。むしろ「借りればまだ打てる」というルートが残ってしまいます。
クレカ現金化まで考えている人は、先にこの記事も読んでください。
クレカ現金化までしてパチンコを打った話。借金で詰む前に止める方法
スリップした日の最初の24時間でやること
スリップした日に、人生全部を変える必要はありません。まずは次の24時間で、追加の負けを止めます。
1. 負け額をメモする
見たくなくても、負け額を書きます。財布からいくら出したのか、口座からいくら下ろしたのか、カードを使ったのか。
数字にすると痛いです。でも、その痛みを見ないと、また「大したことない」とごまかします。
2. 今日これ以上使わない宣言をする
「もう一生行かない」ではなく、まず「今日はこれ以上使わない」です。
スリップ後は目標を大きくしすぎると折れます。今日を止める。明日を止める。最初はそれでいいです。
3. 行動ルートを変える
店の前を通らない。帰り道を変える。休日に一人で外に出る予定を作らない。予定がキャンセルになった時の代替行動を決める。
僕は、給料日前や予定が急に空いた時に戻りやすいです。人によって戻りやすい条件は違いますが、毎回だいたい似たパターンがあります。
最初の24時間でやることは、この記事でも整理しています。
ギャンブルをやめたいのにやめられない人へ。最初の24時間でやる3つのこと
なぜスリップしたのかを分解する
スリップした後に「自分は意志が弱い」で終わらせると、次も同じことになります。
見るべきなのは、意志の強さではなく、スリップの条件です。
- 給料日や給料日前だったか
- 仕事のストレスが強かったか
- 休日で暇だったか
- 予定がキャンセルになって一人になったか
- 借金や返済不安から一発逆転を考えたか
- 財布やカードに余裕があったか
この条件を一つずつ潰す方が、根性論より現実的です。
パチンコを本気で辞めたい人向けの対策は、こちらで詳しくまとめています。
パチンコを本気で辞めたい人へ。今日からできる7つの禁パチ対策
借金がある人は「禁パチ」と「返済」を分けて考える
借金がある状態でスリップすると、「勝って返すしかない」という考えが出やすいです。
でも、ここが一番危ないです。借金の返済とギャンブルの勝ち負けをつなげると、負けた時にさらに借金が増えます。
僕にとって一番効果があった禁パチ対策は、正直に言うと債務整理でした。借りられなくなったことで、打ちに行く頻度も、一回に使う額も大きく減りました。
もちろん債務整理は軽い選択ではありません。でも、借りて返す、ギャンブルで返す、クレカ現金化でしのぐ状態なら、相談だけでも早い方がいいです。
ギャンブル借金の相談先はどこ?返せない時に無料相談する前の確認リスト
ギャンブルで作った借金は債務整理すべき?個人再生した僕が先に伝えたいこと
家族や恋人に言う時は「反省」だけで終わらせない
スリップを家族や恋人に言うのは、かなりしんどいです。
でも、言うなら「ごめん、もうやらない」だけでは弱いです。相手からすると、何を信じればいいのかわからないからです。
伝えるなら、次の3つを紙にまとめた方がいいです。
- いくら負けたのか
- どこからお金を出したのか
- これからどう管理するのか
僕は妻に打ち明ける時、お金の管理をお願いしたいことも伝えました。自分だけで管理できないなら、家族に預ける、カードを持たない、口座を分ける。そこまでやって、ようやく再発防止になります。
専門の相談先を使うことも逃げではない
ギャンブル依存症は、気合いだけでどうにかしようとすると苦しいです。
消費者庁にも、ギャンブル等依存症で困っている人向けの情報があります。自分だけで抱えきれない時は、相談先を使うことも選択肢です。
借金の問題が絡んでいる場合は、法テラスなどの公的な情報や、債務整理に対応している法律事務所の無料相談も確認しておくと判断材料になります。
スリップ後のチェックリスト
- 今日これ以上お金を使わない
- 負け額をメモする
- ATMに行かない
- 財布からカードを抜く
- 店の前を通らない
- スリップした条件を書く
- 借金があるなら借入先と残高を整理する
- 家族や恋人に話すなら、今後の管理方法まで決める
- 必要なら相談先を確認する
よくある質問
一回スリップしたら禁パチは失敗ですか?
失敗ではあります。でも、そこで終わりではありません。スリップした後に追加で打たないこと、原因を見つけて対策を変えることが大事です。
スリップしたことを家族に言うべきですか?
借金や生活費に影響しているなら、言った方がいい場面は多いです。ただし感情だけで話すのではなく、負け額、借入先、今後のお金の管理方法まで整理してから話した方が現実的です。
また打ちたくなったらどうすればいい?
まず店に近づかないことです。財布とカードを持たない、誰かに連絡する、予定を入れる、家に帰る。打ちたい気持ちを消すより、打てない状態を作る方が早いです。
まとめ:スリップした日からやめ直せばいい
スリップした事実は消えません。僕も369,850円負けた事実は消えません。
でも、ここからさらに負けを増やすか、ここで止めてやり直すかは選べます。
ギャンブル依存症でスリップした時に必要なのは、自己嫌悪で沈むことではありません。負け額を見ること。原因を見ること。お金のルートを止めること。必要なら人に頼ることです。
またやってしまったなら、今日からやめ直せばいいです。
