はじめに(導入)
ギャンブルをやめたい。
でも、何度も同じところでつまずいてしまう。
それは意志の問題ではなく、
「最初の行動」を間違えているだけかもしれません。
「もうやめたい」
そう思って何度も決意した。
でも、気づいたらまた行っている。
意思が弱いから?
性格の問題?
──違う。
この記事では、
ギャンブルをやめたいと思った“その日”に
最初にやるべき3つの行動を、
きれいごと抜きで書く。
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行動①「やめる」と決意しない(遮断を先にする)
最初にやりがちなのがこれ。
• もうやらないと誓う
• 今日から絶対に我慢する
• 強い意志で乗り切ろうとする
これは一番失敗するパターン。
なぜなら、
ギャンブル欲が出ているときの自分は
冷静でも合理的でもないから。
だから最初にやるべきは
意志ではなく、遮断。
具体的にやること
• 現金を必要以上に持たない
• ATMに近づかない導線を作る
• アプリ・会員カード・ブックマークを削除
• 行く時間帯・曜日を潰す予定を入れる
「我慢する」のではなく
物理的にできない状態を作る。
これがスタート。
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行動②「なぜ行きたくなるか」を言葉にする
ギャンブル欲は突然湧くようで、
実は毎回ほぼ同じ理由で出てくる。
• 疲れている
• 嫌なことがあった
• 暇だった
• お金や将来の不安を考えた
• 「1回くらいなら」と思った
多くの人は
「やめたい」「ダメだ」で終わらせる。
でもそれだと、
次に同じ感情が来たとき、また負ける。
やるべきことは1つだけ
行きたくなった直前の状況を言語化する。
紙でもスマホでもいい。
• いつ
• どんな気分で
• 何を考えていたか
これが分かると、
ギャンブルは「欲」じゃなく
感情処理のクセだと見えてくる。
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行動③「代わりの行動」を先に決めておく
ギャンブルをやめたい人が
一番勘違いしているのはこれ。
「欲をなくそう」とすること。
欲は消えない。
だから置き換える。
しかも、考える余地がない行動がいい。
例
• 外に出て10分歩く
• シャワーを浴びる
• 腕立て・スクワットを10回
• このブログやSNSに正直な気持ちを書く
• 誰かに「今ヤバい」と連絡する
ポイントは1つ。
👉 欲が出た瞬間に自動でできる行動
これを決めていないと、
頭の中で「行く or 行かない」の会議が始まり、
ほぼ確実に負ける。
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3つの行動をまとめると
ギャンブルをやめたい人が
最初にやるべきことはこれ。
1. 意志を信用せず、遮断する
2. 行きたくなる理由を言葉にする
3. 代わりの行動を決めておく
順番が大事。
決意 → 分析 → 代替
ではなく
遮断 → 言語化 → 代替
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おわりに
ギャンブルをやめることは、
強くなることじゃない。
賢くなることだと思っている。
もし今日、
「やめたい」と思えているなら、
それはもうスタートラインに立っている証拠。
完璧じゃなくていい。
一歩ずつでいい。
このブログは、
その一歩を踏み外さないための
記録としても続けていく。
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